麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起

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ページ番号1041889  更新日 2025年7月11日

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Press Release 報道資料 広島市 The City of HIROSHIMA

令和7年(2025年)7月11日(金曜)
健康福祉局保健部健康推進課
保健予防担当課長:坂口 浩章
担当:井澤、佐藤
電話:504-2882
内線:4141,4072

令和7年7月10日、広島市内の医療機関から麻しん患者発生の連絡があり、本市衛生研究所で遺伝子検査を実施したところ、同日、麻しんと確定されました。

広島市保健所にて当該患者の行動について調査を行い、患者と接触した可能性がある方には健康観察を実施しています。また、感染の恐れがある期間に不特定多数の方と接触がないことを確認しています。

1 患者の概要

  • 年代等:30歳代、男性
  • 発症日:令和7年7月6日
  • 症状:発熱、発疹
  • 麻しん含有ワクチンの予防接種歴:あり
  • 海外渡航歴:有(ベトナム 帰国7月1日)

2 経過

 7月 6日 発症(発熱)

 7月 7日 発疹出現。医療機関を受診し、麻しんの検査(抗体検査)を実施

 7月10日 麻しんの検査結果が判明(陽性)し、医療機関から保健センターへ連絡

 同日、遺伝子検査の結果、麻しんであることが確定

3 市民の皆様へ(感染が疑われる場合、麻しんの予防策について)

 発熱、発疹などの麻しん様症状がある場合は、必ず受診前に麻しんの疑いがあることを医療機関に電話等で伝え、医療機関の指示に従って受診してください。なお、医療機関を受診される際は、周囲の方への感染を防ぐためにマスクを着用し、公共交通機関等の利用を避けてください。
  • 麻しんは、非常に感染力が強く、空気感染・飛沫感染・接触感染によって感染します。感染すると多くの場合、約10日~12日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、熱が2~3日続いた後、39度以上の高熱と発疹が出現します。また、高熱が続き、肺炎や脳炎を併発する等、重症化する場合があります。
  • 麻しんは感染力が強く、空気感染するため、手洗い、マスクのみで予防はできません。予防接種が最も有効な予防方法です。
  • 予防接種法上の定期接種の対象者は早めに接種を受けてください。また、医療・教育関係者や海外渡航を計画している方も、麻しんの罹患歴や予防接種歴が明らかでない場合は、予防接種を検討してください。

※ 麻しん・風しん(MR)予防接種定期接種対象者

  • 第1期…生後12月から24月に至るまでの間にある人
  • 第2期…小学校就学前の1年にある人(年長児)

4 麻しんの報告数

過去5年の報告数
年次 令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年 令和7年
広島市 0 0 0 0 0 1
広島県 0 0 0 0 0 1
全国 10 6 6 28 45 167

※ 広島県と広島市の患者数には本件を含み、全国の患者数は令和7年7月2日現在

参考情報

Press Release 報道資料 広島市 The City of HIROSHIMA