市内のインフルエンザ患者報告数が警報レベルを超えました

令和7年（2025年）11月26日（水曜日）
健康福祉局保健部健康推進課
保健予防担当課長：坂口　浩章
担当:井澤、髙橋
電話：504-2882
内線：4140,4141

　令和7年(2025年)第47週（11月17日～11月23日）の広島市感染症発生動向調査において、35医療機関からのインフルエンザ患者報告数の合計が1,401人（1医療機関当たり40.03人）となり、警報レベルの基準である1医療機関当たり30人を上回りました。これは昨シーズンと比べて4週早く、過去10年間で最も早いペースとなります。

　また、今シーズンの市内学校等におけるインフルエンザ様疾患^※1による学級閉鎖等については、第47週時点で累計110件の報告がありました。このうち44件は第47週に報告されており、感染の拡大が続いています。

　年末は会食や帰省などで外出する機会や人との交流が増え、流行がさらに拡大する恐れがあることから、引き続き、以下の点に注意し感染予防策を徹底していただきますようお願いします。特に基礎疾患（腎臓疾患、心臓疾患、呼吸器疾患等）をお持ちの方や、妊婦、高齢者、乳幼児は合併症を起こしたり、重症化する恐れもありますので注意しましょう。

　※1　38度以上の発熱かつ急性呼吸器症状（鼻汁もしくは鼻閉、咽頭痛、咳のいずれか1つ以上）を呈した場合をいう。

インフルエンザを予防するための注意点

• 外出後は、流水・石けんによる手洗いを行う。
• 咳やくしゃみ等の症状のある時はマスクの着用など咳エチケットを心がける。
• インフルエンザワクチンの接種を受ける。ワクチン接種後、効果が出るまで2週間程度かかります。
• 室内では換気、適度な湿度（50～60％）を保つ。
• 人混みへの不必要な外出は控え、やむを得ず人混みに出る時はマスクを着用する。
• 普段と異なる症状がある場合には、外出、出勤、登校・登園を控える。
• インフルエンザが疑われる場合は、早めに医療機関を受診する。年末年始は、診療している医療機関が少ないため、混雑が予想されます。
• 救急相談センター（#7119）では、24時間365日、受診に関する相談を受け付けています。

シーズン（※2）ごとのインフルエンザ患者数（広島市内・週別報告数）

（参考）過去の警報レベルを超えた時期

2024年/2025年 シーズン	第51週 (12月16日～12月22日)
2023年/2024年 シーズン	第49週 (12月4日～12月10日)
2022年/2023年 シーズン	ー
2021年/2022年 シーズン	ー
2020年/2021年 シーズン	ー