「被爆証言応答装置」の完成披露会を開催します
Press Release 報道資料 広島市 The City of HIROSHIMA
令和7年(2025年)10月16日(木曜日)
市民局国際平和推進部平和推進課
被爆体験継承担当課長 坂本 優治
電話:504-2900
内線:2634
被爆から80年が経過し、被爆者の更なる高齢化が進む中、次世代への被爆体験の継承がますます困難な時期に差し掛かっています。
このため、本市では、新たな被爆体験継承の手法として、AIやVRなどのデジタル技術を活用し、被爆者の言葉や平和への思いを的確に後世に伝える取組を進めています。
その一環として、本市では、令和6年度から、5人の被爆体験証言者の協力を得て、AIを活用して被爆体験証言者の体験や平和への思いを対話形式で利用者に伝える「被爆証言応答装置」の製作を進めてきました。
装置の試用開始に先立ち、この度、次のとおり完成披露会を開催します。
完成披露会について
1 日時
令和7年10月20日(月曜日) 17時45分~18時45分
2 場所
広島平和記念資料館東館地下1階 メモリアルホール
3 公開範囲
参加は招待者のみとしますが、メディアに公開いたします。
招待者
- 製作に協力いただいた5人の被爆体験証言者及びそのご家族
- 証言者への質問リスト作成に協力いただいた高校生等
次第
- 被爆証言応答装置に関する説明(5分程度)
- 装置の披露、参加者による試用(30分程度)
- 質疑応答・取材
(参考)被爆証言応答装置について
被爆証言応答装置は、利用者の質問に対して、あらかじめ撮影した被爆者のインタビュー映像の中からAIが分析し、適切な答えを選んで再生する仕組みです。利用者に被爆者本人の映像や音声で被爆者との対話を疑似体験いただくことで、被爆者の体験や平和への思い、核兵器の非人道性への理解を深めていただき、「ヒロシマの心」の共有を図ります。
完成披露会の開催後、装置の本格稼働に移行する前に、まずは市内の学校等において体験会を試行的に実施し、AIによる回答の精度を上げていくとともに、体験した児童・生徒や教員の方々のアンケート結果を踏まえ、装置の効果的な運用方法等を検討します。
装置の製作目的や撮影の過程を含む詳細については、本市ウェブサイトの次のページに掲載していますので、ご参照ください。
(又は 広島市ウェブサイト → 「検索」 → ページ番号「1042983」を入力)
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