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被爆前の広島を記録した松本若次撮影写真コレクションが寄託されました

ページ番号:0000367043 更新日:2024年1月18日更新 印刷ページ表示
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令和6年(2024年)1月18日(木曜日)
企画総務局公文書館 
館長:椎木 明史
電話:082-243-2583
内線:89-400

 広島平和記念資料館東館の壁一面に展示されている昭和13年(1938年)の相生橋のパノラマ写真を撮影したことで知られる写真家・松本若次氏が残した、被爆前の広島の街の風景を中心とした写真コレクションが、この度広島市公文書館に寄託されました。

1 松本若次氏について

  明治22年(1889年)地御前村(現廿日市市)生まれ。明治39年(1906年)に渡米し、父の農園で働きながら写真技術を習得。昭和2年(1927年)に帰郷し、猿楽町(現在の紙屋町交差点付近)に写真館「広島写真館」を開業しました。撮影資材の不足などから昭和17年(1942年)に店を閉め、それまで撮り溜めていた写真とともに実家の地御前村へ疎開。昭和40年(1965年)76歳で亡くなりました。

2 コレクションの概要

  松本若次氏が撮影した写真は、原爆による焼失を奇跡的に免れ、平成20年(2008年)、御遺族により地御前の自宅で発見されました。この度寄託を受けたのは、被爆前の広島の街の風景や市民生活等を記録した写真、移住先の米国ロサンゼルスの農園、日本人学校、日系移民の生活等を記録した写真、写真館で撮影されたポートレート写真等約1万3000点です。(別紙参照) [PDFファイル/359KB]

3 寄託時期  昭和11年に広島県産業奨励館で開催された商品見本市

  当館ではこれらの貴重な写真が適切な環境で保管され利活用できるよう、令和5年(2023年)12月21日、松本若次氏の御遺族と寄託契約を締結しました。                  
 
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昭和11年(1936年)に広島県産業奨励館で開催された商品見本市

4 これからの活用等について

  今後の当館の展示会等で活用していきます。また、多くの方に活用していただけるよう、撮影場所や内容などを精査し、準備ができたものから広島市公文書館デジタルアーカイブ・システムに掲載して、情報発信していきます。

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