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広島市とカザフスタン共和国セメイ市(旧セミパラチンスク市)との「交流・連携に関する合意書」の締結について

ページ番号:0000394631 更新日:2024年8月2日更新 印刷ページ表示
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令和6年(2024年)8月2日(金曜日)
市民局国際化推進課:野坂 直通:504-2106

この度、広島市では、カザフスタン共和国セメイ市(旧セミパラチンスク市)と「交流・連携に関する合意書」を締結することになりました。今後、「平和」、「医療」、「学術」、「青少年」の分野で交流・連携を進めていきます。

​1 経緯
・ 令和6年4月、ヌルボル・ヌルサガトフ カザフスタン共和国セメイ市長から、駐日カザフスタン大使館を通して、書面にて本市とセメイ市の姉妹都市提携の申し入れがありました。
・ セメイ市では、1949年から1989年までにセミパラチンスク核実験場で450回を超える核実験が実施されたことで、今なお多くの市民がその被害に苦しんでいます。
・ また本市は、被爆の惨禍を経験した被爆者の平和への願いを原点に、全人類の共存と繁栄、そして真に平和な世界が実現するよう取り組んでいます。こうしたことから、核兵器が再び使用されかねない現下の世界情勢を鑑みれば、今回の申し入れを受けて同市との連携を深めることは意義深いと考えました。
・ 同市は平和首長会議の加盟都市であり、被曝医療の分野等で市民団体(ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト)や広島大学と深い関わりがありますが、こうした交流をさらに発展させるため、まずは平和や医療など特定の分野において交流・連携を進める合意書を取り交わした上で、行政及び市民レベルでの交流・連携を深めていくこととし、姉妹都市の提携については、その実績を踏まえて将来検討することで両市が合意しました。

2 合意書の内容
(1) 目的
両市の間で様々な交流を促進し、連携を強化することが相互に有益であることを認め合うとともに、市民間の相互理解と友好親善を促進し、もって世界恒久平和に貢献するよう努力する。

(2) 活動内容
・ 平和首長会議を始めとする平和推進の分野において連携、協力し、核兵器廃絶及び世界平和に向けた取組を進める。
・ 医療及び学術の分野において、情報と経験を共有する。
・ 青少年交流を行う。

(3) その他
・ 有効期間は両市長の署名が完了した時点から3年間とする。(更新可能)
・ 正文は英語とする。

3 合意書への署名
松井市長が合意書に署名した後、8月中にセメイ市長が署名を終える予定です。


【参考】セメイ市の概要
(1) 人口 約32万人
(2) 面積 約210平方キロメートル(広島市は905平方キロメートル)
(3) 略史 
・1718年に中国に通じる道沿いに居住地が建設され、1782年に居住地にあったカルミック仏教寺院跡の7つの建物にちなんで「7つのテント(屋根)の町」を意味する「セミパラチンスク」として位置付けられた。
・1930年には、トルケスタン・シベリア鉄道が開通し、ロシアとカザフスタンを結ぶ主要都市となった。
・1949年から1989年までにセミパラチンスク核実験場で450回を超える核実験が実施された。
・2007年6月、カザフスタン共和国大統領令によって、セミパラチンスク市はセメイ市に改名された。
(4) 位置図 

カザフ

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