学校などのバザーや自治会などが開催する祭りなどの行事で食品を取り扱う際は、食中毒を予防するため、次のことに注意しましょう。
なお、食中毒や食品の取り扱いで不明な点がありましたら、保健所に相談してください。
※イベントで食品を取り扱う際の手続きは、こちらを確認してください。
調理する人(食品等に触れる人)
- 清潔な服装を心がけましょう。
- 爪を短く切り、清潔な衣服、帽子、履物を身につけましょう。必要に応じて、使い捨ての清潔な手袋とマスクを使用しましょう。
- 時計、アクセサリーは外して調理をしましょう。
- 下痢・腹痛などの胃腸炎症状、発熱、手指に傷のある人などは、調理に従事しないようにしましょう。
- 調理前、トイレの後は、必ず手をしっかり洗浄・消毒しましょう。特に、直接食品に触れる人は、こまめに念入りに手洗いをしましょう。

清潔な服装

手指は洗浄・消毒(アクセサリー類は外す)


下痢、手指に傷のある人は調理をしない
手洗いの方法
ポイント! (詳しくはこちら⇒「手洗いで食中毒を防ぎましょう」)
- 衣類のそで口はひじ上までまくりあげる。
- アクセサリー(指輪、腕時計等)は外す。
- 冷水より温水の方が汚れがよく落ちます。
- 両手とも手指、手首までしっかり洗う。
- ハンカチやタオルの共用はせず、必ず個人のものを使いましょう。ペーパータオルも有用です。
印刷はこちら⇒ 「手洗いの方法とポイント(456KB)(PDF文書)」
※施設に掲示するなどして、手洗いを徹底しましょう。

調理品目
- 生もの(刺身など)、米飯類(おにぎりやお寿司など)は扱わないようにしましょう。
- 簡単に調理できるものにしましょう。
- 提供前にしっかり加熱しましょう。
- その場で食べることのできるものを、持ち帰りのできない容器で提供しましょう。(時間が経過すると食中毒のリスクが高まります。)
【注意】つきたての餅等は、過去に食中毒になったことがありますので、十分気をつけてください。
調理場所・調理器具など
- 調理は、衛生的で、水道水など飲用適の水が十分確保できる場所で行いましょう。
- 食品を保管する場合は適切な温度で衛生的に保管しましょう。
- 調理器具は、洗浄・消毒したものを使いましょう。
- 食品は衛生的な容器で提供しましょう。(使い捨て容器も有用です。)
特に注意が必要な食中毒の原因菌等
菌の名前 |
特徴 |
原因となりやすい食品 |
主な症状 |
ノロウイルス |
- 10月から4月頃にかけて集団発生。
- ヒトのみが感染するウイルス性食中毒。
|
|
嘔吐、吐き気、下痢、腹痛等

【潜伏期間】
24~48時間
|
カンピロバクター |
- 少しの菌でも発症する。
- 動物に広く分布する。(牛、鶏、豚、ペット等)
|
- 生肉(肉の刺身など)
- 加熱不足の肉

|
腹痛、下痢(水様便、血便)発熱等
【潜伏期間】
2~7日
|
腸管出血性大腸菌
O157、O111など |
- 強い毒素をだす。
- 子どもや高齢者は重症となることがある。
|
|
腹痛、下痢(水様便、血便)発熱等
(HUSを併発し、重症の場合は死亡することもある)
【潜伏期間】
4日~8日間
|
サルモネラ |
動物やヒトなどに広く分布する。
|
- 生卵、加熱が不十分の卵料理

- 加熱不足の肉
|
下痢(水様便、緑色便)、発熱(高熱になりやすい)、腹痛等
【潜伏期間】
8~48時間
|
黄色ブドウ球菌 |
- ヒトの傷口や鼻の中などにいる。

- 食品についた菌が増え、毒素をだす。
|
おにぎり、お菓子、お弁当(主に手作りのもの)

|
吐き気、嘔吐、腹痛等
【潜伏期間】
1~5時間
|
セレウス
|
- 食品中で増殖すると毒素をだす。
- 自然環境中に広く分布する。
- 4~50℃で発育する。
|
室温に放置した米類(ピラフ等)、麺類(スパゲティ等)など

|
嘔吐型:吐気、嘔吐等
下痢型:下痢、腹痛等
【潜伏期間】
嘔吐型:1~5時間
下痢型:8~16時間
|
ダウンロード
このページに関するお問い合わせ先
健康福祉局 保健部 食品保健課、食品指導課
電話:(食品保健課)082-241-7434、(食品指導課)082-241-7404/Fax:082-241-2567(共通)
<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)