黄色ブドウ球菌
1.特徴
ヒトや動物の皮膚や粘膜に存在し、健康なヒトでも皮膚(手のひら等)や毛髪、鼻の中等に菌を持っています。
特に化膿した傷やおでき(にきび)にはたくさん存在します。
食品中で増殖する(菌が増える)際、毒素(エンテロトキシン)を産生し、この毒素は加熱しても失活しません(なくなりません)。

2.原因食品
おにぎりやサンドイッチ、にぎり寿司等の直接手を触れて調理する食品
3.症状
- 潜伏期間
- 1~5時間
吐き気、嘔吐、腹痛
4.予防方法
- 調理の際は手指、調理器具の洗浄・消毒を確実に実施しましょう。
- 食品に直接手が触れる作業は特に注意しましょう(おにぎりを作る時にラップの上から握る等)。
- 調理時には手袋やマスク、帽子を着用し、調理中は毛髪等に触らないようにしましょう。
- 食品は冷蔵庫に保管する等、温度管理に気をつけましょう(菌が増えるときに毒素を産生するので、温度管理により菌の増殖を抑えましょう)。
- 調理後はなるべく早めに食べましょう(菌が増える前に食べましょう)。
- 毒素は耐熱性なので、加熱を過信しないようにしましょう。
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このページに関するお問い合わせ
健康福祉局保健部 食品保健課調査係
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