ふぐ食中毒が発生しています!素人調理はやめましょう!!

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ページ番号1014239  更新日 2025年2月24日

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ふぐの素人調理は非常に危険です!!

過去10年間(平成25年1月~令和4年12月)に、広島市では、素人調理等が原因のふぐ食中毒が10件発生しています!

1 過去10年(平成25年1月~令和4年12月)の広島市のふぐ食中毒発生状況

発生年月

患者数

症状

事件概要

発生要因

令和4年4月

1

舌・口唇・手足のしびれ、歩行困難

営業中に店主自らふぐを捌き、肝を茹でて食べた。店主はふぐの調理資格を持っていなかった。有毒部位は店主のみが食べており、客には提供していない。

ふぐ処理者の資格がない者が調理

令和3年12月

1

ふらつき、歩行困難

自ら釣ったふぐを家庭で捌き、刺身と内臓を茹でたものを食べた。

家庭での素人調理

平成29年2月

2

手足や舌のしびれ、歩行困難、言語障害等

知人からもらったふぐを、自宅で煮付けにして食べた。

家庭での素人調理

平成28年12月

2

ふらつき、嘔吐、呼吸困難、意識消失等

自分で釣ったふぐの身と内臓を、自宅で唐揚げにして食べた。

家庭での素人調理

平成28年5月

1

口唇のしびれ、ふらつきやちどり足

自分で釣ったふぐを、自宅で調理し、刺身と内臓を食べた。

家庭での素人調理

平成27年4月

2

口唇・手のしびれ、足のふらつき

知人からもらったふぐを、自宅で唐揚げにして食べた。

家庭での素人調理

平成26年11月

1

全身のしびれ、呼吸困難、口の渇き

知人からもらったふぐを、筋肉は刺身にし、皮は湯通しして食べた。

家庭での素人調理

平成25年11月

3

舌・口唇・足のしびれ、めまい、嘔吐、ふらつき、呼吸困難等

自分で釣ったコモンフグの身、肝臓を自宅で刺身等にして食べた。

家庭での素人調理

平成25年4月

1

口唇・指先のしびれ、歩行困難

自分で釣ったコモンフグ(推定)を自宅で刺身等にして食べた。

家庭での素人調理

平成25年1月

2

口唇・手足のしびれ、嘔吐

飲食店で調理されたトラフグ(推定)の肝などを食べた。

ふぐ処理者の資格がない者が調理

2 こんなに危ないふぐ食中毒

  • ふぐの毒は、青酸カリの約1,000倍以上の強さの猛毒です。少量摂取するだけで死亡することもあります。
  • ふぐの毒は、加熱や水さらしをしても消えません。
  • ふぐは種類によって毒のある部分が異なり、肝臓や卵巣だけでなく身や皮にも毒がある場合があります。
  • 同じ種類のふぐでも、個体・季節・地域によって毒性が異なる場合があります。

3 全国でふぐ食中毒による死者が発生しています

過去10年間(平成25年~令和4年12月)に全国で246人がふぐ食中毒となり、5人が死亡しています(平成26年、平成27年、令和元年、令和2年、令和4年)。

※令和4年9月には、青森県で、飲食店で働いている従業員がふぐの肝を自家用として食べて、手のしびれ等の症状が出た後、意識不明となり、死亡する事例が発生しています。この従業員はふぐを処理する資格を持っていませんでした。

4 次のことを守ってください!

  • ふぐの調理には正しい知識と技術が必要です。ふぐの素人調理は非常に危険ですので、絶対にしないでください。
  • ふぐを釣っても「持って帰らない!」、「食べない!」、「人にあげない!

5 外部リンク

関連情報

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉局保健部 食品保健課調査係
〒730-0043 広島市中区富士見町11番27号 1階
電話:082-241-7434(調査係) ファクス:082-241-2567
[email protected]