正しく知ろう!生肉の食中毒予防 腸管出血性大腸菌食中毒を防ぎましょう

肉を生で食べると
食中毒になる危険があります!!!!
腸管出血性大腸菌による食中毒が発生しました!!
平成23年4月、焼肉チェーン店において、腸管出血性大腸菌O111及びO157食中毒が広域に発生し、患者総数は100名を超え、このうち4名が死亡しました。
腸管出血性大腸菌O111及びO157に汚染されたユッケ(生肉)を食べたことが原因と考えられました。
子どもや、高齢の方など、抵抗力の弱い方は、特に注意が必要です!
生肉料理は、食中毒の危険性が高い食品です。
死亡例もあることから、お子様や高齢の方など、抵抗力の弱い方は、特に注意が必要です。
※ ユッケ等の生食用牛肉は、平成23年10月から基準を満たしたもののみ提供されています。
規格基準に適合している生食用牛肉には、「生食用である旨」「と畜場名」「加工施設名」「リスク表示」等の表示がありますので、ご確認ください。
食中毒のリスクが完全になくなるものではないため、規格基準に適合した生食用牛肉であっても、子どもや高齢者などの抵抗力の弱い方は、生肉を食べないよう、また、食べさせないよう十分な注意が必要です。
※ 牛のレバーは、平成24年7月から生食用として提供、販売することを禁止しています。
※ 豚の食肉及び内臓は、平成27年6月から生食用として提供、販売することを禁止しています。
どうして生肉には食中毒菌がついているの?


つまり!
新鮮な肉でも、安全ではありません!!
生肉にはどんな食中毒菌がついているの?
病原大腸菌(腸管出血性大腸菌など)
どんな形かな??
どんな食べ物についているの?
- 生肉(ユッケなど)
- 生レバー(レバ刺し)
- ハンバーグ等のミンチ肉料理
食べてから、どれくらい後に症状がでるの?(発症するまでの時間)
4~8日
どんな症状がでるの?
- 腹痛、下痢(水様便、血便)、発熱
- 少量の菌でも発病することがあり、人から人への二次感染を起こす。
重症の場合は…
溶血性尿毒症症候群(HUS)になり、死亡することもあります。
カンピロバクター
どんな形かな??
どんな食べ物についているの?
- 生レバー(レバ刺し)
- 肉のさしみ、ユッケ(牛、鶏)
- 鶏わさ、鶏肉タタキ
食べてから、どれくらい後に症状がでるの?(発症するまでの時間)
2~7日
どんな症状がでるの?
- 腹痛、下痢(水様便、血便)、発熱、頭痛
- 少量の菌でも発病することがある。
重症の場合は…
ギランバレー症候群(手足のまひ・呼吸困難など)になることもあります。
サルモネラ
どんな形かな??
どんな食べ物についているの?
- 生レバー(レバ刺し)
- 肉のさしみ、ユッケ(牛、鶏)
- 鶏わさ、鶏肉タタキ
- 鶏卵、スッポン料理
食べてから、どれくらい後に症状がでるの?(発症するまでの時間)
8~48時間
どんな症状がでるの?
- 下痢(水様便、緑色便)、発熱(体温が38℃以上になりやすい)、腹痛
- 少量の菌でも発病することがある。
どうすれば食中毒を予防できるの?
肉を生や、半生の状態で食べないようにしましょう。
特に、子ども、高齢者等の抵抗力の弱い方は、重症化する危険性が高くなります。
肉は中の色が完全に変わるまで十分に加熱しましょう。
特に、ハンバーグ等のミンチ肉を使用する料理は、食中毒菌が内部にまで入り込んでいる可能性があるので、中心部まで十分に加熱します。(中心の温度が75度で1分以上)
肉を焼く時は、専用のトングを用意して、食べるはしで生肉に触れないようにしましょう。


生肉に触れた付け合わせの野菜などは、必ずよく焼いてから食べましょう。

肉用と野菜用の包丁・まな板は別々に準備・使用しましょう。
肉の調理に使用した包丁やまな板、味付けに使用した容器などは、洗浄、消毒を行います。また、生肉の取扱い後は、手や指も洗浄、消毒しましょう。
病原性大腸菌やカンピロバクター等は、少量の菌量でも食中毒症状がでることがあります。調理器具や手や指を介した二次汚染には特に注意が必要です。
(二次汚染:もともと生肉に付いていた菌が他の食品に移ること)
生肉を冷蔵庫内で保管する際は、タッパーやトレー等の容器を使用し、肉汁(ドリップ)が他の食品にかからないよう注意しましょう。
特に生野菜(サラダ)等の非加熱食品は要注意です。
ダウンロード
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生食用牛肉(内臓を除く)の規格基準(概要版) (PDF 199.0KB)
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肉の生食・加熱不足に注意!(消費者用) (PDF 279.5KB)
-
肉の生食・加熱不足に注意!(事業者用) (PDF 279.9KB)
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健康福祉局保健部 食品保健課調査係
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