スムーズ横断歩道の実証実験の結果
Press Release 報道資料 広島市 The City of HIROSHIMA
令和5年(2023年)7月18日(火曜)
道路交通局道路部道路課
課長:宮川 良彦
電話:082-504-2368
内線:4280
千田小学校北西の交差点で「スムーズ横断歩道」の実証実験を行いました!!
「スムーズ横断歩道」で児童の安全確保
1 実証実験の目的
通学路として多くの児童が利用している千田小学校北側の市道は、区域を定めて最高速度30km/h以下の速度規制を実施する「ゾーン30」に設定されていますが、抜け道として速度を上げて通過する車両が多いため、地域からハンプの設置要望がありました。
ハンプは車両の速度抑制効果が期待できる一方で、市街地(住宅街)に設置する場合は、通過する車両による騒音・振動などの影響が懸念されるため、これらを検証することを目的にハンプの機能を併せ持つ「スムーズ横断歩道」の実証実験を行いました。
ハンプとは?
道路上に設けた凸部(コブ状のもの)で、車両の速度抑制のために設置するものです。
スムーズ横断歩道とは?
- ハンプと横断歩道を組み合わせたものです。(横断歩道をハンプの平坦部に設置し、その前後に傾斜部を設置します。)
- 横断歩道手前で速度を落とし、歩行者へ譲る運転を促します。
- 路面を盛り上げることで、小さな子供もドライバーからも見つけやすくなります。


2 実証実験の結果(概要)
交通状況
- 「30km/hを超える車両の割合」が減少。(東行き24%⇒15% 西行き41%⇒26%)
- 「横断歩行者優先の遵守率」が上昇。(東行き73%⇒87% 西行き61%⇒100%)
地域へのアンケート
- 65%の方が横断歩道の安全性が向上したと実感。
- 74%の方が「本格設置すべき」と回答。
多くの方にスムーズ横断歩道の有効性を実感してもらえる結果となりました!
一方で騒音・振動に関する意見や改善を求める意見もありました。
(速度が出ていると騒音・振動が気になるため、事前に速度を落とさせる工夫が必要 など)
3 今後の取組
今後、本格設置に向けて、地域と合意形成が図れるよう設置効果を広く周知するとともに、交通状況調査の結果を踏まえ、スムーズ横断歩道の手前でしっかりと減速させるための対策を検討したうえで、市・警察・地域の3者が連携して取り組んでいきます。
※実証実験の詳細は以下の添付ファイルのとおりです。
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