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AIなどのデジタル技術を活用した新たな被爆体験継承の取組のための共同研究を開始します

ページ番号:0000398548 更新日:2024年9月6日更新 印刷ページ表示
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令和6年(2024年)9月6日(金)
市民局国際平和推進部平和推進課:西田
電話:242-7831 内線:5817

(被爆80周年記念事業)
AIなどのデジタル技術を活用した新たな被爆体験継承の取組のための共同研究を開始します

 

​ 被爆から79年が経過し、被爆者の更なる高齢化が進む中、本市では、今後、確実に到来する「被爆者がいなくなる時代」を見据え、AIなどのデジタル技術を用いて、被爆者の言葉や平和への思いを的確かつ確実に次世代へと伝えるよう、新たな被爆体験継承の手法の検討を行っています。

 その一環として、これまで本市及び国が収集等してきた被爆体験記や被爆者証言ビデオ、市民が描いた原爆の絵、原爆被害等を撮影した写真の情報を集約し、一つのデータベースを構築するとともに、入出力にAIを活用した検索システムを構築することで、数多くの被爆者の体験や平和への思いを幅広く理解し、「ヒロシマの心」を共有していただきたいと考えています。

 この度、本市と広島市立大学とは、9月6日付けで委託研究契約を締結し、既存資料を集約したデータベースの構築及び入出力にAIを活用した検索システムの構築に向けたデジタル技術の具体的な活用案を検討する共同研究を開始します。

 これは、被爆体験を基に平和を希求する「ヒロシマの心」の共有を推進する本市と、核なき世界の実現を目指すため、広島平和研究所を設置し、平和学に関する学術研究を追求するとともに、情報科学部を有し、高度情報化社会を支える「情報通信技術」(ICT)に関する最先端の研究を進める広島市立大学とが共同で実施することにより、人類史上最初の原爆の惨禍を経験した本市の責務である、被爆の実相を「守り、広め、伝える」取組のより一層の充実を図るものです。今後のスケジュールは、次のとおりです。

​​

<データベース及び検索システム構築に向けたスケジュール(予定)>
令和6年度 :共同研究(本件)

令和7年度 :共同研究を踏まえ、具体的な活用案を発表、
(被爆80年) データベース及び検索システム構築に係る基本・詳細設計のプロポーザルの準備
令和8年度 :データベース及び検索システム構築に係る基本設計(業者委託)
令和9年度 :データベース及び検索システム構築に係る詳細設計(業者委託)
令和10年度:データベース及び検索システムの製作(業者委託)
令和11年度:運用開始
※ 令和7年度からシステムが完成する令和10年度まで、専門的な見地から広島市立大学に継続的に助言・指導いただきます。

 

<(参考)現時点で想定するシステムの活用イメージの一例>
修学旅行生等の質問に対し、回答する。

(参考)現時点で想定するシステムの活用イメージの一例

 

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