令和6年第3回教育委員会議(3月定例会)議事録
令和6年第3回 広島市教育委員会議議事録
令和6年3月6日(水曜日)、令和6年第3回広島市教育委員会議(定例会)を教育委員室において開催した。
1 開会及び閉会に関する事項
- 開会 午後1時35分
- 閉会 午後3時10分
2 教育長及び委員の出席者
- 教育長 松井 勝憲
- 委員 井内 康輝
- 委員 秋田 智佳子
- 委員 西 敦子
- 伊藤圭子委員及び一橋信之委員は欠席
3 事務局等の出席者
- 教育次長 木村 滋宏
- 総務部長 石橋 正啓
- 青少年育成部長 橋本 英士
- 学校教育部長 川口 潤
- 指導担当部長 中谷 智子
- 教育センター所長 松浦 宰雄
- 総務課長 山本 雅英
- 育成課長 西本 哲也
- 教職員課長 森田 健嗣
- 教職員課服務・健康管理担当課長 宅見 雄二
4 傍聴者等
なし
5 議事日程
- 議題1 青少年交流事業の開催結果について(報告)
- 議題2 教職員の人事について(議案)【非公開】
6 議事の大要
松井教育長
ただ今から令和6年第3回広島市教育委員会議定例会を開会いたします。
なお、伊藤委員及び一橋委員が所用により本日御欠席となりますが、会議の定足数は満たしております。
本日の議事録署名者は、井内委員と西委員にお願いをいたします。
これから日程に入ります。
本日の議題はお手元の議事日程のとおりであります。なお、議題2につきましては、広島市教育委員会会議規則第5条第1項第3号「教育次長、部長、担当部長、医務監、課長、事務長、担当課長、校長、園長その他課長相当職以上の職位の任免に関すること」及び同項第4号「事務局及び教育機関の職員の分限及び懲戒に関すること」に該当することから、会議を非公開といたしたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。
(異議なし)
はい、異議なしと認め、議題2につきましては非公開として審議することに決定をいたしました。
それでは、ここから議題に入らせていただきます。
まず、議題1「青少年交流事業の開催結果について」を議題といたします。
本件は報告案件です。内容につきまして、育成課長から説明をお願いいたします。
育成課長
「青少年交流事業の開催結果について」、報告をさせていただきます。
資料は2ページをお開きください。
2ページに記載しております3つの事業が、私どもで実施をいたしました青少年の交流事業ということになっております。いずれも4年ぶりの対面での交流を果たしたということになっております。
それでは、個々の事業につきまして個別に説明させていただきます。
資料3ページをお開きください。3ページは、「青少年国際平和未来会議2023」の開催結果でございます。1の目的、2の主催、3の期間につきましては資料に記載のとおりでございます。
4の開催地ですが、ドイツ連邦共和国のハノーバー市におきまして対面の交流を行っております。
5の参加者ですが、この会議には、7か国8都市の28名の者が参加しております。内訳につきましては、広島市が5名、姉妹・友好都市でありますハノーバー市、それからその他の都市として、こちらに記載の都市が参加をしております。
6の取組の表を御覧ください。まず、4月16日から5月7日まで、事前研修ということで、主な内容のところに記載をしておりますような研修を行っております。それから、5月9日の市長への訪問を経まして、5月20日から5月29日まで、ドイツの方に渡りまして会議を行っております。
今回の会議につきましては、5月21日から22日までがハノーバー市内のキャンプ施設で、5月23日から27日はハノーバー市内のホテルで宿泊をしております。それから、6月17日から11月4日までの間、事後研修と事後活動ということで活動を行っております。
8月6日につきましては、青少年国際平和未来会議として、平和記念式典に参列した後に、昼から「ハノーバーの日」というハノーバー市を紹介するイベントの方に、ハノーバー市に派遣をいたしました本市の大学生、大学院生が報告をさせていただいております。
それから、11月19日、「国際フェスタ2023」ということで、こちらでも未来会議の活動の状況を報告させていただきました。年間の取組については以上でございます。
4ページを御覧ください。7の成果ですが、最前から申しておりますように、4年ぶりの、オンラインではない対面での会議の開催となりまして、野外活動施設でのチームビルディング活動などを通して早期に打ち解けることで、参加者同士の友情と相互理解を深めることができたと考えております。
また、ICANワークショップなどの様々なプログラムに参加する中で、本市の若者も含めた参加者それぞれが核兵器の廃絶や平和の大切さについて様々な角度から考えるとともに、世界恒久平和構築のためにディスカッションを行い、国籍、価値観などの違いを認め合いながら共同宣言文や作曲、美術作品の作成に取り組み、発表することによりまして、全員で世界平和への意識を高めることができたと考えております。
8の課題等です。まず、過去の参加者も含めて継続的に平和実現に向けた活動ができるよう、参加都市のホームページに会議の活動内容などの掲載を依頼するとともに、参加者それぞれに各自のネットワークを通して拡散を依頼するなど、発信力を向上させる必要があると考えております。
それから、より多くの平和意識が高い青少年に参加をしてもらうことが重要であると考えておりまして、具体的な活動内容を本市のホームページなどで紹介するほか、各学校にも周知をしていく必要があると考えております。
また、本市で会議を開催する際には、中学生によります、「伝える HIROSHIMA プロジェクト」のメッセンジャー等に交流活動に参加をしてもらい、青少年国際平和未来会議について理解を深めてもらう必要があると考えております。
それから、令和6年度は本市で開催する予定としておりますが、より多くの海外都市の参加者に参加してもらえるよう呼びかける必要があります。また、事前研修や事後研修にオンライン交流などを取り入れ、友情と相互理解を深めながら、受入期間中も、被爆の実相を伝えるプログラムなど世界平和への意識を高めることができるようなプログラムを計画する必要があると考えております。
9につきましては、参加をした5名の大学生、大学院生の感想をそのまま載せております。
それから、ページの1番下には活動の様子を写真として数枚載せております。
青少年国際平和未来会議につきましては以上でございます。
次に、5ページを御覧ください。「2023広島市・大邱広域市青少年交流事業」の開催結果です。
1の目的、2の主催、3の期間につきましては資料に記載のとおりです。
4の開催地ですが、大韓民国の大邱広域市に受入れをしていただいています。
5の参加者ですが、本市が19名、それから大邱広域市が23名ということで交流を行いました。
6の年間の取組についてですけれども、6月18日から7月30日まで結団式及び事前研修を行いました。内容は、主な内容に記載のとおりでございます。そして、8月7日の市長訪問を行いまして、実際に大邱広域市に渡って交流しておりますのが8月11日から8月14日まででございます。それから、解団式から事後報告会まで、9月3日、11月11日、19日と行っております。なお、11月19日につきましては、先ほどの青少年国際平和未来会議と同様、「国際フェスタ2023」で事業の報告をさせていただきました。
7の成果ですが、大邱広域市での交流プログラムは、文化体験、航空系の大学での韓国の最先端技術の見学など、青少年が楽しみながら学習できる活動が多岐にわたり計画をされておりまして、参加者にとって貴重な体験になったと考えております。両市青少年が4日間寝食をともにしながら活動を通して学ぶことで、相互の友情がより深まったと考えております。
次のページを御覧ください。先ほどの成果の続きですが、8月12日の「国際青少年デー」の記念イベントが実は現地で開催されておりまして、そちらにおいて広島市の代表として2名の学生がスピーチを行い、16名全員でダンスを披露することで、来場しておられた大邱広域市の市民とも交流を図ることができました。
それから、8の課題等ですが、令和6年度は大邱広域市の青少年を受け入れる予定となっております。大邱広域市と連携をしながら、青少年の受入期間だけでなく事前研修や事後研修でも交流ができるよう、オンラインによる交流なども取り入れて行うことが必要です。また、受入期間中は体験活動に重点を置いて、両市の青少年が相互に友情を深めるとともに、平和への意識を高めることができるようなプログラムを計画していく必要があると考えております。
次に、参加者が事業終了後も継続して交流活動を行えるように、この事業につきましてはOB組織を設置していただいておりますが、OB組織の情報提供を行いまして、次回以降も交流に関わっていただけるようにするとともに、OB組織のメンバーとしても自主的な活動が企画できるよう支援を行う必要があると考えております。
9の参加者の感想につきましては、16名全員載せることができなかったため、抜粋ということで載せさせていただいております。
それから、下に活動の様子を数枚写真で載せております。広島市・大邱広域市青少年交流事業につきましては以上でございます。
7ページを御覧ください。「令和5年度広島・長崎市児童生徒平和のつどい」の開催結果です。
1の目的、2の主催、3の期間につきましては資料に記載のとおりです。
4の開催地は、今回につきましては本市で開催をしております。
参加者ですが、指導者である大人も含めまして、広島市が45名、長崎市が34名という人数で交流を行っております。
それから、6の年間の取組ですけれども、まず6月25日に結団式と事前研修を行いまして、つどい自体は8月3日、4日、5日で行っております。それから9月10日に事後研修を行いました。
成果ですが、両市の児童生徒が交流を行い、友情と親睦を深めるとともに、平和学習を通して平和への意識を向上させ、世界恒久平和の実現に向けた思いを抱くことができたと考えております。
それから、小・中学生の参加者は、三滝少年自然の家での集団宿泊や体験活動を通して自主性や社会性を培い、高校生の参加者はリーダーとしての指導力や実践力を養うことができたと考えております。
課題等ですけれども、令和6年度は長崎市での活動ということになりますが、平和についての学びを一層深めることができる活動となるよう、事前研修プログラムなど内容をより充実させる必要があると考えております。
次のページを御覧ください。9の参加者の感想です。こちらについても、小学生・中学生の感想を抜粋で載せさせていただいております。
それから活動の様子ですが、三滝少年自然の家や平和記念公園での活動の様子の写真を数枚載せさせていただいております。説明は以上です。
松井教育長
ありがとうございました。
ただ今の説明につきまして、御質問等がありましたらお願いいたします。
井内委員
毎年の行事ながら、少しコロナで開催できなかったので、久しぶりの体験ということになって、大変良かったと思います。
こういう交流活動について、いつまで続けるのとかいう議論によくなりますが、私自身の考えから言うと、こういう活動は続けてこそ意味があると思います。
世代が変わっていって、当然、参加する子どもたちが変わるわけですが、その人たちに良いものを伝えていくことは大変重要な役割なので、是非継続していきたいものだと思っています。
今のは感想ですが、個別に意見を言わせていただくと、今年のIYCPFについてですが、最初の研修会の方に顔は出しましたが、実際には5月という日程であまり参加できませんでした。
例年は他の2つの行事と同じように8月に開催していますが、今年の開催は5月でした。他都市の都合との兼ね合いもあったと考えますが、これはハノーバー市の要望だったのでしょうか。
開催時期については開催都市の主体性に任せているので、絶対に8月じゃないと困るというのはなかなか言いにくいですが、参加したのが大学生と大学院生ということで、従来含まれていた高校生が行けなかったということもあると思います。それともう1つは、8月6日広島で記念式典があるので、そこは是非参加していただきたいと思います。以上2点の日本の事情を説明して、8月に開催できるように取り組んでいただきたいというふうに思います。
私は直接行っていないので中身まではコメントできませんが、今年のプログラムの中では、ICANのワークショップに参加できたのは大変良い体験になったのではないかなという気がしました。
それから、大邱広域市との交流についても御苦労様でした。
今年は向こうへ行くということで、大変楽しい体験がたくさんできたのではないかなと思います。
大邱広域市に行くから難しい部分もありますが、やはり平和に関するイベントを加えていただけないものかと毎年思っています。もちろん戦争の問題を持ち出すと大変難しい政治問題が出てくるのは容易に想像できますが、そういうことを超えても、昨今の国際情勢から言って、やはり国際間の協調や交流ということがいかに大事なのかということに焦点を合わせたワークショップやプログラムがあっても良いのではないかというふうに思います。
参加した学生たちが仲良くなって、OB会もできて、これが発展して、持続的な韓国と日本の若い世代の交流会みたいなことができるようになれば良いと思います。つまり、広島市はきっかけを作って、それ以降の両国の交流は彼ら自身の手でできるような形になれば1番良いかなというふうに思います。
それから、長崎との児童生徒の交流も長く実施していただきまして、御苦労様です。
この事業の場合は日本人同士ということで、国際的な感覚を養うということには繋がらないかもしれませんが、やはり集団生活を送ることや体験学習の中で語り合うなど、そういう体験をしていただくことが将来のためにもなるんじゃないかなというふうに思います。
最初に言いましたように、大変な努力が必要ですし、費用やエネルギーもかかりますが、持続することこそ力であるというふうに信じて、先の総合教育会議でもあったように、平和文化の発信ということを謳うんであれば、こういった青少年のレベルの交流など、平和問題に関する提案型の会議を継続してやれたら良いなと思っています。感想が主体で申し訳ありませんが、御苦労様でしたと申し上げます。ありがとうございます。
育成課長
今、井内委員おっしゃっていただいたように、こうした事業は継続が大変大事だということは私どもも充分意識をしておりますので、今後とも継続するように努めてまいりたいと思っております。
それと、開催日程につきましては、今回、青少年国際平和未来会議(IYCPF)については、井内委員からも御紹介がありましたように、ハノーバー市の方が、広島市との友好締結40周年ということになるということで、是非とも5月に来てほしいというお話がございました。
私たちも参加者が集まるかどうかということについて危惧をいたしましたが、ハノーバー市の方から5名程度というリクエストもありまして、過去参加者も含めまして5名程度エントリーがあり、安心をして事業を迎えることができました。
開催日程8月ということについては、当然、私も認識をしておりますので、広島開催につきましては、8月にということで考えておりますし、また、海外都市で受け入れていただく場合には、そうしたことを働きかけていくことは大切だと思います。
それから、大邱広域市については、平和に関するイベントについて御指摘をいただきました。確かに、おっしゃっていただいたように、平和の意識を高めるということも目標の中に入っておりますので、そういったことは我々の方も大邱広域市とのプログラムの計画の打ち合わせをする段階で話をしていきたいと思いますけれども、最前委員からも御紹介がありましたように、その観点で、少しセンシティブなところがありますので、そういったことも踏まえながらやっていきたいと思います。
それから、広島・長崎につきましては、小学生主体ということになりますので、今回も、楽しそうに話をして活動しておりました。ただ、私も同行していましたが、その中での気づきといたしまして、広島の子どもたちは、広島の原爆のことはよく知っていますが、長崎の原爆については、8月9日11時というのは当然知っていますが、爆弾の型の違いであるとか、被害の実相であるとか、そういったところを知らない子どももおりましたので、今年度、長崎市に伺うにあたりまして、そういったことも事前研修に取り入れ、長崎の原爆の実相について知っていただくように取組をしていきたいと考えております。以上でございます。
井内委員
最後におっしゃった長崎の勉強も、広島の子どもたちがすることは大切だと思いますので、是非、事前の研修会で勉強できるようにお願いします。
西委員
それぞれの事業の参加者はどうやって募って決定しているのかということと、例えば、前年の参加者が後輩に事業を紹介するような、今年の参加者と過去の参加者との繋がりがあるのかといったことについて教えていただきたいと思います。
総合教育会議の際に見ましたが、代表の人が色々研修して深めていってというような今までのやり方もとても良いと思いますけれど、より多くの子どもが関わるチャンスがあるように裾野を広げていくためには、どのような広め方をしたら良いかなというふうに考えたものですから、募集の仕方についてまず聞きたいと思います。
それから、研修したことを「国際フェスタ2023」で報告するようになっていますが、このイベントはどのぐらい広がっているのかということをお尋ねしたいと思います。
育成課長
まず、「青少年国際平和未来会議」と「広島市・大邱広域市青少年交流事業」につきましては、学校の枠を越えて募集をするということで、期間を定めて公募をさせていただいております。
特に「青少年国際平和未来会議」につきましては、最前も課題の中に入れておりますけれども、より平和への意識が高い青少年に参加してもらうことが大事ということで、今回は5月開催ということでなかなか時間がありませんでしたが、事務局の方で、国際コースなど英語に力を入れておられる学校などについては、生徒の参加の協力を学校の方に直接呼びかけております。
それから、「広島・長崎市児童生徒平和のつどい」につきましては、子ども会と一緒に行う事業ということで、広島市子ども会連合会と私たち教育委員会の方でやっております。資料7ページの主催のところにもありますけれども、今回につきましては、安佐北区の子ども会連合会に当番ということで御協力いただいております。安佐北区の中の子ども会に向けて募っていただいて、子どもたちに参加していただいたということでございます。
それから、広がりという面でございますけれども、大邱広域市との交流についてはOB組織を設置しておりますので、OB組織の現役の高校生などから呼びかけてもらうという方法もございますし、これは学校によりますが、実際に交流活動を体験した生徒の方から、学校の方に時間を取ってもらって報告会などをしていただいた年度もございます。今回についてはそこまでやっているかどうか把握をしておりませんけれども、先輩・後輩の繋がりの中で、広めていただけるようにということも考えながら、裾野を広げていきたいと思っております。
西委員
ありがとうございます。
「国際フェスタ2023」についてはいかがですか。
育成課長
国際フェスタは、11月に広島平和文化センターの方が開催する、市民に国際的な部分を知っていただくための催しですが、その中で、青少年のそういった国際交流についての取組の報告会という位置付けでやっております。ですので、そこには参加者の御家族やその他一般の方が来られます。
また、去年の11月の国際フェスタでは大韓民国縁の方がいらっしゃいまして、実際にはできておりませんが、是非自分たちの催しも発表していただきたいというお声もいただいております。
たくさんの皆さんに知っていただける機会になっておりますので、そういった場を利用したいと考えております。
また、去年はやっておりませんが、フラワーフェスティバルに出店されている大韓民国の屋台などでの宣伝活動をしたこともございますので、機会があればそういうものも利用して裾野を広げるような努力をしていきたいと考えております。
西委員
ありがとうございました。
長崎市との交流事業は、子ども会連合会で順番に声をかけるということで、平等性があって良いとは思います。最後に、長崎の交流事業の報告会はないのでしょうか。
育成課長
そうですね、振り返りだけを行っています。
西委員
例えば、安佐北区の子ども会連合会から代表の者が行って、良い体験をしてくるんだけども、その体験を安佐北区の子ども会へ報告するチャンスはないということですか。
育成課長
子ども会の方でイニシアチブとってやっていただいておりますので、私たちの方から子ども会への働きかけをしにくい部分もございまして、子ども会の行事の中でそういう時間が取れれば、やっていただけるかとは思うんですけれども、少しその辺りが他の事業と違ってコントロールがしにくいところはございます。
西委員
分かりました。
いずれの行事にしても、前の年からの繋がりだとか、次の年度へどう伝えていくのかとか、あるいは、自分たちが研修したことを報告する場にどういう人たちに集まってもらえるのかとか、そのようなことを少しずつ定着していくと良いのではないかと感じました。
育成課長
補足をさせていただきます。広島・長崎の事業につきましては、小学生中心の取組ということで、まず仲間作りをしようということから始めております。まず子どもたち同士が、長崎市の子ども、それから学区の違う子どもと仲間作りをし、一緒に活動し、それから平和のことを知ろうということを目標にして、勉強するということを主眼に置いておりますので、そういう意味では、他の取組とは少し異なっております。
今回についても、児童たちが振り返った作文を見ますと、そういうところに関しては、皆しっかりと自覚をしてくれており、効果があったのではないかと考えております。
秋田委員
子ども会では、行事について写真等で報告をされたりもする場合があると思うので、報告会のようなことをされている場合は、情報提供としていただくことができたら良いのかなと思いました。
育成課長
子ども会については広報誌を作っておられまして、子ども会の中で広報誌の編集委員会というものを作っておられます。当然、子ども会の行事でございますので、安佐北区の方からは情報の提供などはしておられると思いますが、ただ、広報誌でどのようなものを取り上げるかというところは、子ども会の中で広報誌の編修をされるということなので、最前も申しましたが、私たちの方でコントロールがしにくい部分ではあろうかと考えております。
秋田委員
コントロールをして広報誌に掲載をしてくださいという意味ではなくて、どういうふうな報告をされているのかをこちらも一応把握された方が良いのかなという意味です。
育成課長
はい。
昨年度、一昨年度につきましては、オンラインで実施した広島・長崎の交流について、安佐南区の方の子ども会の広報誌に載せていただいて、しっかりPRしていただきました。
秋田委員
それと、この3つの事業を広島市で開催する場合に、宿泊先がどのようになるのか教えていただけますか。
育成課長
本市加古町にありますアステールプラザの7階から9階までに国際青年会館という施設がございます。そちらの方を海外からの参加予定者も含めまして、宿泊の予約を取っておりますので、本市の参加者も含めて、一定期間寝食を共にしていただいて、その国際青年会館をベースに活動していただくという予定でございます。
秋田委員
3つの事業すべてですか。
育成課長
長崎との交流事業については、来年度は長崎にいますので、長崎の方の宿泊施設を用意していただきます。
秋田委員
この3つの行事について、広島で開催される場合の宿泊先はどこになるのでしょうか。
育成課長
長崎の場合は、今回は三滝少年自然の家に宿泊しました。キャンプファイヤーなどもできるので、そういう楽しみも含めながら、そういう施設で一緒に体験活動をしております。
まだ詳細には聞いておりませんが、来年度は長崎市の方の同様の施設で、施設を構えていただけるものというふうに考えております。
秋田委員
すみません、私の質問の仕方が良くありませんでした。今年度は三滝少年自然の家で宿泊をして、再来年の広島ではどこが宿泊先になるのでしょうか。
育成課長
再来年もまだ三滝少年自然の家がございますので、そちらや新しくできた似島の施設など、そういう野外活動のできる体験施設、集団で泊まれる施設の方を確保していきたいと考えております。
秋田委員
三滝少年自然の家は、泊まれる施設はずっと維持されるのでしょうか。
育成課長
すみません。三滝少年自然の家につきましては、土砂災害特別警戒区域にもなるということで、将来的には宿泊機能は廃止ということになります。その場合は、新たに整備します野外活動センターの方の活用を考えたいと思っております。
秋田委員
分かりました。
松井教育長
本件についてはこの程度にさせていただきたいと思います。
次の議題2は、冒頭でお諮りいたしました通り、非公開となっております。
(非公開部分省略)
松井教育長
以上で議題は全て終了しました。
これをもって、令和6年第3回広島市教育委員会議定例会を閉会いたします。
7 議決事項
議案番号 |
件名 |
議決結果 |
---|---|---|
2 | 教職員の人事について | 原案可決 |
3 | 教職員の人事について | 原案可決 |
4 | 教職員の人事について | 原案可決 |
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