証券会社を装ったフィッシング詐欺による不正取引が急増しています!
「利用規約の変更」や「手数料無料キャンペーン」などとうたい、実在する証券会社やその関係会社などを装った偽メールでフィッシングサイトに誘導し、窃取した顧客情報(ログインIDやパスワード等)によるインターネット取引サービスでの不正アクセス・不正取引(第三者による取引)の被害が急増しています。
発生時期 | 2025年2月 | 2025年3月 |
2025年4月 (16日現在) |
3か月合計 | ||
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不正取引が発生した証券会社数(社) |
2 |
4 |
6 |
- |
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不正アクセス件数 |
43 |
1,422 |
1,847 |
3,312 |
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不正取引件数 |
33 |
685 |
736 |
1,454 |
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売却金額 |
約1億円 |
約131億円 |
約374億円 |
約506億円 |
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買付金額 |
約0.3億円 |
約128億円 |
約320億円 |
約448億円 |
※ 金融庁ホームページから引用。表に関する留意事項は同庁のホームページにてご確認ください。
トラブルに遭わないために
ログインID・パスワード等の窃取、不正アクセス・不正取引の被害はどの証券会社でも発生し得るものであるため、こうした被害に遭わないためには、証券会社のインターネット取引サービスを利用しているすべての方において、改めて次のような点にご留意ください。
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見覚えのある送信者からのメールやSMS(ショートメッセージ)等であっても、メッセージに掲載されたリンクを開かないようにしましょう。
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利用する証券会社のウェブサイトへのアクセスは、事前に正しいウェブサイトのURLをブックマーク登録しておき、ブックマークからアクセスしましょう。
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インターネット取引サービスを利用する際は、各証券会社が提供しているセキュリティ強化機能(ログイン時・取引実行時・出金時の多要素認証(※)や通知サービス)を有効にして、不審な取引に注意しましょう。
※多要素認証:
認証において、知識要素(パスワード、秘密の質問等)・所持要素(SMSでの受信や専用トークンで生成するワンタイムコード等)・生体要素(指紋、静脈等)のうち二以上の要素を組み合わせること。同一要素を複数回用いる多段階認証よりもセキュリティが強いとされます。 -
パスワードの使いまわしをやめましょう。推測が容易な単純なパスワードを用いず、数字・英大小文字・記号を組み合わせた推測が難しいパスワードにしましょう。
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こまめに口座の状況を確認するとともに、不審なウェブサイトに情報を入力したおそれや不審な取引の心配がある場合には、各証券会社のお問い合わせ窓口に連絡するとともに、速やかにパスワード等を変更しましょう。
また、フィッシング詐欺のみならず、マルウェア(ウィルス等)による情報窃取の被害を発生させないためには、PC・スマートフォン等のソフトウェア(OS等)を最新の状態にしておくとともに、マルウェア(ウイルス等)対策ソフトを導入し、常に最新の状態に更新することが有効な手段となります。
このページに関するお問い合わせ
市民局消費生活センター
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