生活衛生推進員研修会及び食中毒予防啓発パレードを開催しました
令和6年8月1日(木曜)、県民文化センター及び広島市中心部の本通り商店街において、一般社団法人広島市食品衛生協会、市民ボランティアである広島市生活衛生推進員と共に、生活衛生に関する研修会及び市民へ食中毒の予防を呼びかける食中毒予防啓発パレードを行いました。
生活衛生推進員研修会
広島市生活衛生推進員※を対象にアース製薬株式会社から中島良子氏(管理薬剤師)をお招きし、家庭や飲食店での効果的な害虫対策について研修会を実施しました。質疑応答の際には参加者から様々な質問が寄せられ、充実した研修会となりました。
※広島市生活衛生推進員とは、食や住まいに関する身近な衛生について自主的な啓発活動を行う広島市長から委託を受けたボランティアです。
パレードによる啓発活動
広島市消防音楽隊による演奏のもと、広島観光親善大使、一般社団法人広島市食品衛生協会、広島市生活衛生推進員の方々など約120名が、通行人の皆さんに食中毒予防を呼びかけながら行進しました。
食品衛生標語が掲載された「ウェットティッシュ」の配布
パレードの際には、公募で選ばれた食品衛生標語「手洗いと 加熱で防ごう 食中毒」を掲載した「ウェットティッシュ」を配布しました。
夏に多発する細菌性食中毒を予防しましょう
気温が高い時期は、カンピロバクターなどの細菌による食中毒が増加する傾向にあります。
以下の食中毒予防3原則を守って、食中毒を予防しましょう。
1 食品の購入
- 生鮮食品(肉・魚・野菜等)は新鮮なものを購入しましょう。表示のあるものは期限表示を確認しましょう。
- 冷蔵や冷凍など温度管理が必要な食品は、買い物の最後に購入しましょう。
2 食品の保存
- 冷蔵や冷凍が必要な食品は、持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
- 冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に維持しましょう。
- 肉や魚はビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫内で肉汁などが他の食品に付かないようにしましょう。
- 冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意しましょう(目安は7割程度です)。
- ドア部は温度変化が大きいので、すぐ使うものや、いたみにくいものを入れましょう。
3 下準備
- 作業の前や肉、魚、卵を扱った後は手を洗いましょう。(詳しい手洗いの方法は「手洗いで食中毒を防ぎましょう」をご覧ください。)
- 生の肉や魚を切った後、洗わずにその包丁、まな板を使って、果物や生野菜など生で食べる食品や調理の終わった食品を切ることはやめましょう。肉や魚の細菌が移ってしまうことがあります。よく洗い、消毒すれば安心です。
- 包丁、まな板は肉用、魚用、野菜用に使い分けをすれば、より安全です。
- ラップしてある野菜やカット野菜もよく洗いましょう。
- 冷凍食品は料理に使う量だけを冷蔵庫や電子レンジを使用して解凍しましょう。
- 一度解凍したものを再び冷凍する(解凍と冷凍を繰り返す)ことはやめましょう。
- 包丁、まな板、ふきん、たわし、スポンジ等は使用後、よく洗浄し、消毒を行ないましょう。(「熱湯をかける」、「煮沸する」、「うすめた塩素系漂白剤につける」などが消毒効果があります。)
4 調理
- 調理の前には必ず手を洗いましょう。(詳しい手洗いの方法)
- 加熱調理する食品は中心部まで十分に加熱しましょう(75℃、1分間以上)。
- 調理を途中でやめて、そのまま室温に放置すると、細菌が食品に付いたり、増えたりします。途中でやめる時は、その食品を冷蔵庫で保管しましょう。再び調理する場合は、十分に加熱しましょう。
- 盛り付けは、清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に。
5 食事
- 食卓につく前に手を洗いましょう。
- 温かい料理は温かく、冷やして食べる料理は食べる直前まで冷蔵庫で冷やしておきましょう。
- 食品は室温に長く放置せず、早めに食べましょう。
6 残った食品
- 残った食品の保存は、清潔な器具、容器を使いましょう。
- 残った食品は早く冷えるように、浅い容器に小分けして冷蔵庫に保存しましょう。
- 残った食品を温め直す時も十分に加熱しましょう。
- 時間が経ち過ぎたり、ちょっとでも怪しいと思ったら、食べずに思い切って捨てましょう。
関連サイト
- 家庭でできる食中毒予防
- 家庭での生肉の取り扱いに気をつけましょう! 腸管出血性大腸菌による食中毒に注意
- カンピロバクター
-
知ろう!防ごう!食中毒(食中毒菌などの話)【公益社団法人日本食品衛生協会ホームページ】(外部リンク)
このページに関するお問い合わせ
健康福祉局保健部 食品保健課企画係
〒730-0043 広島市中区富士見町11番27号 1階
電話:082-241-7434(企画係) ファクス:082-241-2567
[email protected]