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瀬野川水系における有機フッ素化合物の調査結果について

ページ番号:0000363327 更新日:2023年12月14日更新 印刷ページ表示
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令和5年(2023年)12月 14日(木)
環境局環境保全課
課長:福田 功
電話:504-2186
内線:3240

1 概要

 有機フッ素化合物(PFAS)は、環境中では分解されにくく、人や動物への毒性や蓄積性が明らかになり、環境中での検出事例が注目され始めている化学物質です。
 本市では、PFASのうち、国が環境水中の暫定指針値を定めているペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)※1について、河川水中の実態調査を行っています。
 本年度、東広島市と共同して実施した瀬野川水系の調査において、東広島市域の1地点と東広島市との市境の広島市域1地点(石仏橋)の計2地点で暫定指針値※2(PFOS及びPFOAの合算値:50ng/L)を超過しました。
 調査結果の詳細は下表のとおり、調査地点の詳細は別図 [PDFファイル/510KB]のとおりです。

調査日 水系 調査地点 濃度(ng/L) 実施機関 暫定指針値
R5.11.20 瀬野川 則重橋  (瀬野川) 140 東広島市

50 ng/L

 

(PFOS 
及び
PFOAの
 合算値)

番堂原  (椛坂川) 8.0
蕨    (政光川) 6.6
石仏橋  (瀬野川) 53 広島市
一貫田  (瀬野川) 28
熊野川河口(熊野川) 3.5
貫道   (瀬野川) 13
畑賀川河口(畑賀川) 4.7
日浦橋  (瀬野川) 12

2 今後の対応

 本市は、国が定めた「PFOS及びPFOAに関する対応の手引き」に基づき、暫定指針値を超過した地点周辺地域(石仏橋から一貫田)での地下水の利用状況と水質の調査を直ちに実施し、これと並行して東広島市が上流域において原因調査のための追加調査及び地下水調査を実施します。
 地下水調査の結果、暫定指針値を超過するような場合には、本市及び東広島市において飲用井戸の利用者に対して水道水の利用を促すなど、暴露防止の取り組みを行います。

※1 PFOSおよびPFOAは、様々な表面処理の用途(泡消火薬剤、フッ素ポリマー加工助剤等)に用いられ、人への健康影響が疑われたことから、国は要監視項目として指定し、暫定指針値50ng/Lを設定した。

※2 体重 50 kg の人が、水を一生涯にわたって毎日2リットル飲用したとしても、この濃度以下であれば人の健康に悪影響が生じないと考えられる値として国が設定したもの。

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