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平成28年、神奈川県等において「そうざい半製品」の「冷凍メンチカツ」を原因とする腸管出血性大腸菌O157による食中毒が発生しました。原因としては、家庭で「冷凍メンチカツ」を調理する際に、パッケージ等に記載のある調理方法を行わなかったことによる、加熱不足が要因の一つと考えられています。
また、広島市内の飲食店においても、同様の「冷凍メンチカツ」を客に提供する際に加熱調理が不十分であったことが要因と考えられる食中毒が発生しました。
そうざいに仕上げる加熱前の生に近い状態の加工品の総称で、冷凍や冷蔵の状態で流通・販売されており、家庭や店舗において、最終的な加熱調理が行われることを前提に販売されている商品です。
衣だけを付けたトンカツ・メンチカツ・コロッケ、焼く前のハンバーグや餃子、煮る前のロールキャベツ等があります。
原材料に生の食肉を使用した「そうざい半製品」は、元々食肉に付着している食中毒菌(病原大腸菌、サルモネラ等)により汚染されている場合があります。これらの「そうざい半製品」は中心部まで十分加熱すれば問題ありませんが、加熱が不十分だと、食中毒菌が殺菌されずに食中毒となってしまうおそれがあります。
そうざい半製品による食中毒の注意点(463KB)(PDF文書)
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