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サルモネラ食中毒が多発しています

ページ番号:0000352275 更新日:2023年9月28日更新 印刷ページ表示

 加熱不十分な卵や肉料理が原因で、下痢や腹痛、発熱などを発症するサルモネラ食中毒が多発しています。
 卵や肉は十分に加熱し、調理器具はしっかり洗浄するなど、正しい知識を身に付けて食中毒を防ぎましょう。

サルモネラとは

 サルモネラは、鶏や牛、豚等の動物の腸内にいる菌で、食肉に加工する際、肉に付いてしまうことがあります。
 また、鶏が菌をもっていると、まれに鶏卵の内部に菌が取り込まれることがあります。

サルモネラ食中毒の特徴

潜伏期間 8~48時間

症状 下痢、腹痛、発熱(高熱になりやすい)等

原因食品

  • 加熱不十分の食肉や卵料理など
  • 過去の事例では自家製マヨネーズやティラミス、卵焼き、オムレツなどが原因になった事例も

7月には広島市の飲食店でも食中毒が発生しました

 
発生日 原因施設 原因食品 概要
7/17 中華料理店 唐揚げ、油淋鶏、麻婆豆腐、坦々冷麺、天津飯等 当該施設が調理した食事等を食べた10グループ79名中、33人が下痢、発熱、腹痛等を発症。患者18人と調理場や調理器具の拭き取りからサルモネラ菌が検出された。
発生原因(推定):卵や肉を扱った調理器具の洗浄消毒不足手洗いの不足により、調理場や調理器具にサルモネラ菌が残存し、加熱調理後にカットした食品や素手でトッピングをした食品が汚染され、被害が拡大したと推察された。

令和5年8月に全国で発生したサルモネラ食中毒事件

 
発生日 発生場所 原因施設 原因食品 概要
8/14

長野県
千曲市

弁当屋 卵とじかつ丼 当該施設で調理し、販売された「卵とじかつ丼」を食べた5グループ9名中、3グループ7名が下痢、発熱、腹痛等を発症。患者からサルモネラ菌が検出された。
8/30 三重県
四日市市
福祉施設
(給食)
天津飯等 当該施設で調理された昼食を食べた73名中16名が下痢、発熱、嘔気等を発症。患者からサルモネラ菌が検出された。
8/31 三重県 料理店
惣菜店
からあげ、卵焼き、ウインナー、ご飯、おにぎり等 当該施設が調理・調整した弁当や惣菜を食べた5グループ28名中、23名が腹痛、下痢、発熱を発症。患者からサルモネラ菌が検出された。

予防方法

(1) 生卵・生肉に触れた手や調理器具はしっかり洗浄・消毒!

 サルモネラは乾燥に強く、調理器具などに残った菌が14日後でも生存していたというデータもあります(参考:食品安全委員会 鶏卵中のサルモネラ・エンテリティディスに関するリスクプロファイル)。 
​ 生卵や生肉に触れた手や調理器具は、石けんや洗剤でよく洗いましょう。

(2) 卵や肉はしっかり加熱!(75℃で1分または60℃で15分以上)

  • 卵は、​​半熟状態で加熱をやめた場合、菌が残存する場合があります
  • 生肉や半生状態の肉料理は食べず、肉は中心部まで十分加熱しましょう

(3) 卵は割り置きしない

  • ​卵は使う直前に使う量だけ割卵しましょう。
  • 破卵やひび割れがある卵は使用を控えましょう

参考

このページに関するお問い合わせ先

健康福祉局 保健部 食品保健課、食品指導課
電話:(食品保健課)082-241-7434、(食品指導課)082-241-7404/ファクス:082-241-2567(共通

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