原爆体験者等健康意識調査報告書 第1

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ページ番号1022255  更新日 2025年2月16日

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第1 はじめに

1 調査の背景

広島市では、原爆被害の一層の実態解明を進めるため、平成13年度(2001年度)から有識者による広島市原子爆弾被爆実態調査研究会を組織し、平成14年度(2002年度)には、原爆にかかわる体験とこれに伴う心身の状況について把握するため、約1万人を対象としたアンケート調査を実施した。
その結果、何らかの原爆体験が、心身への影響を生じさせている可能性が示唆された。また、原爆体験の中で、被爆者※以外においては、原爆投下直後に降った黒い雨を体験したことによる影響が、その他の体験によるものより大きいこと等が示唆された。
こうした中で、原爆体験による心身への健康影響について更なる実熊解明を進めるため、平成19年度(2007年度)から有識者によるワーキング会議を開催して調査対象者や調査手法等について再検討を行い、翌年の平成20年度(2008年)から「広島市原子爆弾被爆実態調査研究会」(以下「研究会」という。)を再組織し、同年6月から「原爆体験者等健康意識調査」を実施した。

※被爆者とは、「原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律」による被爆者健康手帳所持者及び健康診断受診者証所持者をいう。

2 調査の目的

原爆体験(原爆被爆及び黒い雨の体験)による心身への健康影響等を科学的に検証するとともに、実態に即した対応策の検討に資する。

3 研究会、研究班の設置

本調査を行うにあたり、専門的見地から必要な指導助言を得るため、平成20年(2008年)4月に、研究会を設置した。また、より専門的かつ詳細に検討していくため、本研究会の下に「健康意識調査研究班」(以下「研究班」という。)を設置した。

  • 構成員(委員) 資料1のとおり
  • 調査研究の流れ 資料2のとおり

このページに関するお問い合わせ

健康福祉局原爆被害対策部 調査課
〒730-8586 広島市中区国泰寺町一丁目6番34号
電話:082-504-2191 ファクス:082-504-2257
[email protected]