広島ガス株式会社(ひろしまエコパートナー協定)

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ページ番号1023968  更新日 2025年6月2日

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イラスト:ひろしまエコパートナーロゴ

広島ガス株式会社の取組

令和6(2024)年度に実施した取組

1 「広島ガスグループ2050年カーボンニュートラルへの取り組み」の策定・公表( 2021 年11月)

「広島ガスグループ2050年カーボンニュートラルへの取り組み」は、2030年までを第1段階とし、「徹底した天然ガス・LPガスシフト・効率的利用」を推進し、事業活動やお客さま先におけるCO2削減への貢献や、再生可能エネルギーによる電源の脱炭素化や森林保全活動にも引き続き取り組んでまいります。また、2050年までを第2段階とし、メタネーションや水素の利用による「ガス自体の脱炭素化」や、カーボンニュートラルメタンやバイオガスの利用を通じたガス自体の脱炭素化を推進し、2050年のカーボンニュートラルの実現に挑戦してまいります。

イラスト:広島ガスグループ「2050年カーボンニュートラル」への取り組み

2 主な取組事例

(1)石油・石炭から天然ガス・LPガスへのシフトによるCO2排出量の低減

半導体工場・自動車工場・製鉄所などさまざまな業種において、工業炉やボイラの燃料を重油などの油燃料と比較し、CO2排出量が少なく環境性に優れた天然ガス・LPガスへと燃料転換することで、お客さま先におけるCO2排出量の低減に貢献しています。

写真:取組事例1
蒸気ボイラー
(2)天然ガス・LPガスの効率的利用の推進

エネルギーの効率的利用に資する家庭用燃料電池「エネファーム」やガスコージェネレーションシステムなどの普及拡大を推進しています。

写真:取組事例2
家庭用燃料電池「エネファーム」
写真:取組事例3
ガスコージェネレーションシステム
(3)カーボン・オフセットLNGの導入とカーボン・オフセット都市ガスの販売

2022年1月、当社初のカーボン・オフセットLNGを導入しました。このカーボン・オフセットLNGは、天然ガスの採掘からお客さま先での燃焼に至るまでの工程で発生するCO2を、CO2クレジットを活用して相殺(カーボン・オフセット)したLNGです。カーボンニュートラルな都市ガスとして、2022年4月に大口のお客さまへ販売を開始しました。また、2024年度より、J-クレジットを活用したカーボン・オフセット都市ガスの販売も開始しています。

写真:取組事例4
カーボン・オフセットLNGを搭載したLNG船が広島ガス廿日市工場に入港
(4)次世代技術への取り組み(メタネーション)

CO2とH2を反応させ、メタンを合成するプロセスをメタネーションといい、生成した合成メタンをe-methane(イーメタン)と呼んでいます。我々は広島大学との共同研究や、西部ガスで行う「地域資源を活用したメタネーション実証事業」に共同参画するなど、次世代技術の検討に取り組んでいます。

写真:取組事例9
出典:資源エネルギー庁HP ガスのカーボンニュートラル化を実現する「メタネーション」技術
(5)バイオマス発電事業の推進

2021年4月、海田バイオマスパワー株式会社(中国電力株式会社と共同で設立)の海田発電所は、バイオマス混焼発電(112,000kW)の営業運転を開始しました。広島県内の未利用木材や、海外の木質系バイオマスなど、さまざまなバイオマス資源を活用しています。

写真:取組事例9
海田発電所(海田バイオマスパワー)
写真:取組事例9
中央制御室
写真:取組事例9
広島県内未利用木材(木質チップ)
(6)小水力発電

2021年6月より東広島市志和町志和堀にて、広島ガス志和堀発電所(95kW)の営業運転を行ってきました。2024年度は設備更新工事を実施しており、2025年5月より営業運転を再開しました。県内の豊かな水資源を利用し、発電時にCO2を排出しない小水力発電所です。

写真:取組事例7
広島ガス志和堀発電所
写真:取組事例8
水車および発電機
(7)太陽光発電の普及拡大

2013年から呉市の旧阿賀工場にて大規模太陽光発電所(733kW)を、2021年から備後工場内の遊休地に太陽光発電設備(150kW)を、さらに、本社ビル・支店・ショールーム・グループ会社にも太陽光発電設備を設置して運用しています。また、2024年からは東尾道太陽光発電所(850kW)を開設し、自己託送による自社ビル等への送電を開始しています。

写真:取組事例10
東尾道太陽光発電所
(8)グリーン電力の一般販売

電力事業に関する新たな取り組みとして、主に家庭用のお客さまへ「グリーン電力」の販売を2024年1月より開始し、環境貢献につながるエネルギーサービスを展開しています。

※供給する電気に、再生可能エネルギー指定の非化石証書を組み合わせることで、再生可能エネルギー由来の環境価値を付加し、「CO2排出量実質ゼロ」を実現したもの。

(9)森林保全の推進

地域のエネルギー事業者として、森林保全活動を通じたCO2の吸収、土砂災害などの防止や中山間地域の活性化に加えて、生物多様性保全にも貢献できることから、重点をおいて活動しています。

写真:取組事例9

令和7(2025)年度の取組内容

「広島ガスグループ2050年カーボンニュートラルへの取り組み」も踏まえ、各種取組を推進してまいります。

項目

取組内容

お客さま先での環境負荷の低減

  • お客さま先でのCO2排出削減への貢献(天然ガス・LPガスシフト、天然ガス・LPガスの高効率利用、グリーン電力の供給)

事業活動における環境負荷の低減

  • 再生可能エネルギー電源の導入
  • 広島ガス事業所・製造所におけるCO2排出量の削減
  • 産業廃棄物(製造部門)最終処分量の低減
  • ポリエチレン管の有効活用
  • ガス導管工事の掘削土再資源化

地域環境保全への貢献

  • 環境、社会貢献に関する啓発・PR推進
  • SDGs定着化への貢献

関連情報

このページに関するお問い合わせ

環境局温暖化対策課
〒730-8586 広島市中区国泰寺町一丁目6番34号
電話:082-504-2185(代表)  ファクス:082-504-2229
[email protected]