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☆ひろしまエコパートナー協定-広島ガス株式会社-
広島ガス株式会社の取組
令和4(2022)年度に実施した取組
1 「広島ガスグループ2050年カーボンニュートラルへの取り組み」の策定・公表(2021年11月)
「広島ガスグループ2050年カーボンニュートラルへの取り組み」は、2030年までを第1段階とし、「徹底した天然ガス・LPガスシフト・効率的利用」を推進し、事業活動やお客さま先におけるCO2削減への貢献や、再生可能エネルギーによる電源の脱炭素化や森林保全活動にも引き続き取り組んでまいります。また、2050年までを第2段階とし、メタネーションや水素の利用による「ガス自体の脱炭素化」や、カーボンニュートラルメタンやバイオガスの利用を通じたガス自体の脱炭素化を推進し、2050年のカーボンニュートラルの実現に挑戦してまいります。
2 主な取組事例
(1) 石油・石炭から天然ガス・LPガスへのシフトによるCO2排出量の低減
半導体工場・自動車工場・製鉄所などさまざまな業種において、工業炉やボイラの燃料を重油などの油燃料から天然ガスへと燃料転換することで、お客さま先におけるCO2排出量の低減に貢献しています。
(ガス工業炉)
(2) 天然ガス・LPガスの効率的利用の推進
エネルギーの効率的利用に資する家庭用燃料電池「エネファーム」やガスコージェネレーションシステムなどの普及拡大を推進しています。
(家庭用燃料電池「エネファーム」) (ガスコージェネレーションシステム)
(3) バイオマス発電事業の推進
2021年4月、海田バイオマスパワー株式会社(中国電力株式会社と共同で設立)の海田発電所は、バイオマス混焼発電(112,000kW)の営業運転を開始しました。広島県内の未利用木材や、海外の木質系バイオマスなど、さまざまなバイオマス資源を活用しています。
(海田発電所(海田バイオマスパワー)) (中央制御室) (広島県内未利用木材(木質チップ))
(4) 小水力発電の推進
2021年6月に東広島市志和町志和堀にて、広島ガス志和堀発電所(95kW)の営業運転を開始しました。県内の豊かな水資源を利用し、発電時にCO2を排出しない小水力発電所です。
(取水堰および導水路) (水車および発電機)
(5) カーボンニュートラルLNGの導入
2022年1月、当社初のカーボンニュートラルLNG(以下「CNLNG」)を導入しました。このCNLNGは、天然ガスの採掘からお客さま先での燃焼に至るまでの工程で発生するCO2を、CO2クレジットを活用して相殺(カーボン・オフセット)したLNGです。カーボンニュートラルな都市ガスとして、2022年4月に大口のお客さまへ販売を開始しました。
(CNLNGを搭載したLNG船が広島ガス廿日市工場に入港)
令和5(2023)年度の取組内容
「広島ガスグループ2050年カーボンニュートラルへの取り組み」も踏まえ、各種取組を推進してまいります。
項目 |
取組内容 |
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お客さま先での環境負荷の低減 |
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事業活動における環境負荷の低減 |
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地域環境保全への貢献 |
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