災害時の食中毒予防

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1014319  更新日 2025年2月24日

印刷大きな文字で印刷

災害時の食中毒

気温が高くなると、食べ物が腐りやすく、食中毒が起きやすくなります。
また、避難所での生活や災害対応等で体力を消耗し疲れている状態や、もともと抵抗力の弱い方(お子様や高齢の方など)は、重症化することもありますので、避難所やご家庭での食中毒をしっかりと防ぐことが大切になります。
※過去には、避難所で提供された食事(おにぎり)を原因とする食中毒が発生しています。

避難所での食中毒予防のポイント

1.避難所で出された食事について

  1. できるだけ早く食べましょう。
    ※ お弁当やおにぎりなどを長時間、常温のまま放置しておくのは食中毒のリスクが高まります。
  2. 賞味期限・消費期限や容器・包装に破損(穴)や膨張がないか確認しましょう。
    ※ 手元に届いた時点で調理してから時間が経っている場合もあります。
  3. 食品を保存するときは、風通しの良い、日の当たらない涼しいところに保存しましょう。
    ※ 一度開封した食品は、保存せずその場で食べましょう。どうしても食べ切れないときは、思い切って捨てましょう。

イラスト:おにぎりを握る女性

2.避難所で食事を提供するとき

  1. 調理や提供する前は、必ず石けんなどで十分に手洗いをしましょう(詳しい手洗いの方法は以下のリンクをご覧ください。)。
    ※ 水が十分に確保できないときは、おしぼりやウエットティッシュ等で汚れをしっかりと拭き落とし、アルコール消毒しましょう。
  2. 体調不良(下痢や腹痛、吐き気やおう吐等)のある方や手に傷がある方は、調理などに従事するのはやめましょう。
  3. 調理し提供する食事は、できるだけ加熱したものにし、生ものの提供は避けましょう。
    • ※ 加熱するときは、食品の中心部までしっかり加熱しましょう(中心部の色が変わるまでがめやすです)。
    • ※ サラダ等の生ものは食中毒のリスクが高くなります。できる限り加熱した食品を提供しましょう。
  4. 食品には直接触れないようにしましょう。
    • ※ おにぎりを握るときは、「使い捨て手袋」や「ラップ」などを使って握るように、直接ごはんに触れないようにしましょう。
    • ※ 手や指に傷口がある方は、調理に従事するのはやめましょう。
  5. 調理器具(包丁、まな板、ふきん、たわし、スポンジ等)は使用後、よく洗浄し、消毒を行いましょう。
    ※ 「熱湯をかける」、「煮沸する」、「うすめた塩素系漂白剤につける」などが消毒効果があります。

イラスト:手を洗う子ども

イラスト:使い捨て手袋

3.提供された食事を食べるとき

  1. 食事をする前は、必ず石けんなどでしっかり手洗をしましょう。
    ※ 水が十分に確保できないときは、おしぼりやウエットティッシュ等で汚れをしっかりと拭き落とし、アルコール消毒しましょう。
  2. 食べ残したものは、思い切って捨てましょう。
    • ※ 一度開封した食品は、早めに食べ、時間が経っているものやいつ開封したか分からないものは食べるのをやめましょう。
    • ※ 捨てる場合も、匂いや虫が発生するのを防ぐために、避難所ごとのルールに従って分別し、決められた場所に捨てましょう。
  3. 食器は洗浄しましょう。
    • ※ 使用した食器は使用後に洗剤でよく洗い、乾燥させてから保管しましょう。
    • ※ 水が使えない場合は、食器にラップなどを巻いてから使用し、使用後はラップを捨てましょう。

イラスト:手のアルコール消毒

4.食中毒の疑いがあるとき

  1. 避難所で体調不良(腹痛、下痢、吐き気、おう吐など)になったときは、すみやかにスタッフなどに申し出ましょう。
    また、医療機関を早めに受診するようにしましょう。
  2. 汚物は適切に処理しましょう。
    ※ 嘔吐物や下痢は感染症を広げる原因にもなります。おう吐や下痢をしたり、見かけた場合は、すみやかにスタッフに報告し、消毒方法などの指示をもらいましょう。

イラスト:腹痛を訴える男性

リンク

ダウンロード

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

健康福祉局保健部 食品保健課調査係
〒730-0043 広島市中区富士見町11番27号 1階
電話:082-241-7434(調査係) ファクス:082-241-2567
[email protected]