感染症情報/インフルエンザ

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ページ番号1011180  更新日 2025年8月8日

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インフルエンザとは

インフルエンザは、インフルエンザウイルスを病原体とする感染症です。ウイルスの抗原性の違いから、A型、B型、C型及びD型に大きく分類されます。このうち大きな流行の原因となるのはA型とB型です。

感染経路

インフルエンザにかかった人のせきやくしゃみによって、唾液などの飛沫とともにウイルスが放出され、それを吸い込むことによって感染します(飛沫感染)。また、手指を介して接触感染する可能性もあります。

症状・流行時期・好発年齢

症状

1~3日間ほどの潜伏期間の後に、発熱(通常38℃以上の高熱)、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが突然現われ、咳、鼻汁などの上気道炎症状がこれに続きます。多くの方は1週間程度で回復しますが、気管支炎、肺炎(小児の場合は中耳炎、熱性けいれん、まれに急性脳症など)を併発することがあります。重症化することもありますので、小児や高齢者は特に注意する必要があります。また、小児、未成年者では、インフルエンザの罹患により、急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、ウロウロと歩き回るなどの異常行動を起こすことがあります。

流行時期

11月下旬から12月上旬頃に流行が始まり、翌年の1~3月頃に患者数が増加し、4~5月にかけて減少します。

広島市の流行状況

好発年齢

乳幼児から高齢者まで、すべての年代において感染します。

治療方法

抗インフルエンザ薬の使用と対症療法です。

予防方法

手洗い、咳エチケット、換気などが有効です。また、インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されています。

参考

このページに関するお問い合わせ

健康福祉局衛生研究所 生活科学部
〒733-8650 広島市西区商工センター四丁目1番2号
電話:082-277-6575(生活科学部)  ファクス:082-277-0410
[email protected]