感染症情報/インフルエンザ
インフルエンザとは
インフルエンザにかかると、38℃以上の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの症状が全身に強く現れます。また、普通のかぜと同様の症状(のどの痛み、鼻汁、くしゃみやせきなど)も見られます。
さらに、気管支炎、肺炎(小児の場合は中耳炎、熱性けいれん、まれに急性脳症など)を併発することがあります。重症化することもありますので、小児や高齢者は特に注意する必要があります。
インフルエンザウイルスについて
インフルエンザは、インフルエンザウイルスを病原体とする感染症です。ウイルスの抗原性の違いから、A型、B型、C型に大きく分類されます。A型のウイルスは、ウイルスの表面にある2つの糖蛋白の抗原性の違いにより、多くの亜型に分類されます。
2009年に流行した新型インフルエンザウイルス(A/H1N1)は、Aソ連型ウイルスと同じH1N1亜型ですが、遺伝子構造が非常に異なっていました。この新型インフルエンザ(A/H1N1)は、2011年3月31日以降、通常の季節性インフルエンザとして取り扱われています。
感染経路
インフルエンザにかかった人のせきやくしゃみによって、唾液などの飛沫とともにウイルスが放出され、それを吸い込むことによって感染します。(飛沫感染)また、手指を介して接触感染する可能性もあります。
流行時期
季節性インフルエンザは、毎年12月下旬から翌年3月頃まで(年によって1か月ぐらい違うこともあります)流行します。流行が始まると急激に患者数が増加し、流行のピークが非常にはっきりしている疾患の一つです。
患者の年齢
乳幼児から高齢者まで、すべての年代において感染します。季節性インフルエンザの患者の年齢構成は、シーズンによって若干違っていますが10歳未満の患者の割合が多くなっています。
広島市の流行状況
予防方法とかかった時の注意事項
手洗い、咳エチケット、換気などが有効です。
予防接種
参考
厚生労働省
国立感染症研究所
広島県感染症・疾病管理センター(ひろしまCDC)
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