感染症情報/流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

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ページ番号1011213  更新日 2025年2月20日

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流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)とは

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、ムンプスウイルスを病原体とする感染症で、耳の下のあたりが腫れて痛くなるのが特徴です。

感染経路

感染力はかなり強く、接触感染やせき・くしゃみなどの飛まつにより感染しますが、感染しても症状が現れない不顕性感染が30~35%程度に認められるとされています。

症状・流行時期

症状

2~3週間の潜伏期間の後、耳下腺部(耳の下からあごにかけて)の片側または両側が腫れて痛くなるのが主な特徴で、多くは発熱を伴います。

基本的には軽症で、1~2週間で軽快しますが、合併症として無菌性髄膜炎を起こす場合があるほか、思春期以降にかかった場合、男性では睾丸炎、女性では卵巣炎を併発することがあります。

流行時期

季節変動はあまりなく、年間を通じて患者がみられますが、3~4年の周期で増減する傾向があります。

広島市の報告状況

治療方法

基本的には対症療法で、痛みに対しては鎮痛剤を、発熱に対しては解熱剤を投与します。

予防方法

予防接種を受けることが最も効果的な予防方法です。ただし、任意接種(有料)になります。接種を希望される方は、医療機関にご相談ください。

登校登園について

学校保健安全法では、第二種感染症に指定されており、耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ、全身状態が良好になるまで出席停止となります。(ただし、医師によって病状により感染のおそれがないと認められた場合はこの限りではありません。)

参考

このページに関するお問い合わせ

健康福祉局衛生研究所 生活科学部
〒733-8650 広島市西区商工センター四丁目1番2号
電話:082-277-6575(生活科学部)  ファクス:082-277-0410
[email protected]