感染症情報/ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナとは
ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎です。原因となるウイルスは、主にコクサッキーウイルスA群ですが、コクサッキーウイルスB群やエコーウイルスの場合もあります。
乳幼児を中心に、主に夏季に流行がみられます。咽頭結膜熱や手足口病とともに、いわゆる夏かぜの代表的な疾患です。
感染経路
飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染すること)が知られています。
症状・流行時期・好発年齢
症状
潜伏期間は2~4日で、突然の38~40℃の発熱が1~3日間続き、全身倦怠感、食欲不振、咽頭痛、嘔吐、四肢痛などがある場合もあります。ほとんどは予後良好ですが、まれに髄膜炎や急性心筋炎を合併する場合があります。
流行時期
5月ごろから患者が増加し始め、6~7月にピークになった後減少します。
広島市の報告状況
- 疾患別グラフ(ヘルパンギーナ)
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グラフ総覧(週報対象疾患)
(定点把握疾患(週報対象)の今年と過去5年平均のグラフ) - 病原体検出情報
好発年齢
乳幼児を中心に流行します。
予防方法
手洗いが大切です。症状から回復した後も、2週間から4週間にわたって便にウイルスが排泄されます。オムツを交換する時には、排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いをしましょう。
参考
このページに関するお問い合わせ
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