感染症情報/手足口病

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ページ番号1011195  更新日 2025年2月20日

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手足口病とは

手足口病は、その名が示すとおり、手のひら、足の裏、口の中の粘膜などに水疱性の発しんができる疾患です。原因となるウイルスは、コクサッキーウイルスA6型やA16型、エンテロウイルス71型などのエンテロウイルスです。乳幼児を中心に、主に夏に流行がみられます。

感染経路

飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染すること)が知られています。

症状・流行時期・好発年齢

症状

潜伏期間は3日から5日で、手のひら、足の裏、口の中の粘膜などに2mmから3mmの水疱性の発しんが出ます。発熱は3分の1程度にみられますが、あまり高くならないことがほとんどです。

基本的には予後良好な疾患ですが、まれに髄膜炎や脳炎など中枢神経系の合併症や、心筋炎などを起こすことがあります。

また、症状が消失してから1か月以内に、一時的に手足の爪の脱落を伴う症例も報告されていますが、自然に治るとされています。

流行時期

例年6月から8月にかけて流行しますが、秋から冬にかけて多少の発生がみられることがあります。数年おきに比較的大きな流行を繰り返す傾向にあります。

広島市の報告状況

好発年齢

乳幼児を中心に流行します。

予防方法

手洗いが大切です。症状から回復した後も、2週間から4週間にわたって便にウイルスが排泄されます。オムツを交換する時には、排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いをしましょう。

参考

このページに関するお問い合わせ

健康福祉局衛生研究所 生活科学部
〒733-8650 広島市西区商工センター四丁目1番2号
電話:082-277-6575(生活科学部)  ファクス:082-277-0410
[email protected]