日本政府が第3回核兵器禁止条約締約国会議への出席を見送る決定をしたことに対する市長コメント(2025年2月18日)

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ページ番号1037661  更新日 2025年3月5日

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日本政府が、来月開催される第3回核兵器禁止条約締約国会議への出席を見送るとの報に接しました。

日本被団協がノーベル平和賞を受賞し、また、被爆80周年を迎え、核兵器廃絶に向けた日本政府の取組に世界が注目する中、先月、私は長崎市長と共に総理に面会し、直接、締約国会議へのオブザーバー参加を要請しました。その際、総理からは、非常に難しい問題だが、国会で議論していくことは大事であり、よく考えたいという反応があり、総理の様子からも、被爆地の思いは受け止めていただいたと考えています。

こうした中、日本政府のオブザーバー参加の見送りは、被爆地の願いや「ヒロシマの心」に背くものであると言わざるを得ず、本市としては引き続き、世界で唯一の戦争被爆国としての現実的な取組として、締約国会議へのオブザーバー参加を求めるとともに、一刻も早く締約国となるよう求めていきます。

また、日本政府には、現下の厳しい国際情勢において、同条約への対応を含め、どのような役割を果たすべきなのか、また果たすことができるのかということについて、市民社会の思いをしっかりと受け止め、国会の場でも諮った上で、核兵器廃絶という理想に向け、国際社会が一歩でも二歩でも前進するよう対応することを期待しています。

令和7年(2025年)2月18日

広島市長 松井 一實

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