国連安全保障理事会において爆発を伴う核実験の自制を求めるなどの決議が採択されたことに対する市長コメント(2016年9月24日)
昨日の国連安全保障理事会において、爆発を伴うあらゆる核実験の自制を全ての国に求めることなどを内容とする決議が賛成多数で採択されたとの報に接した。
決議は核保有国である常任理事国が一致して採択されたものであり、国際社会の平和と安全を進展させるための核兵器廃絶に向けた明確な決意表明である。また、核兵器の法的禁止に向けた交渉を2017年中に開始することについての議論が予定されている中での採択でもある。
これを機に、採択から既に20年が経過したCTBTの早期発効が実現し、核兵器廃絶に向けた国際社会全体の取組がさらに具体化することを期待する。
本市としては、「核兵器のない世界」に向けた国際的な機運をより一層高めるため、引き続き平和首長会議の加盟都市と連携し、核兵器禁止条約についての建設的な議論に全ての国が参加するよう求めていきたい。
平成28年(2016年)9月24日
広島市長 松井 一實
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