米国による臨界前核実験に対する抗議文(2019年5月27日)

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ページ番号1015045  更新日 2025年4月4日

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アメリカ合衆国
ドナルド・トランプ大統領 閣下

駐日アメリカ合衆国大使館
ウィリアム・F・ハガティ特命全権大使 閣下

抗議文

貴国が本年2月13日にネバダ州の核実験場で臨界前核実験を実施したことが明らかになった。

昨年10月にも、貴国の臨界前核実験に対する抗議文を送付し、厳重に抗議したにも関わらず、再び核実験を行ったことは、貴国が今後も核兵器を持ち続ける意志を表したものである。被爆者を始め核兵器廃絶を求める多くの人々の願いに背く行為であり、断じて許すことはできない。改めて、被爆地ヒロシマを代表して厳重に抗議するとともに、今後一切の核実験の中止を求める。

貴国には、一発の原子爆弾がもたらした被爆の実相と被爆者の体験を深く理解し、平和を希求するヒロシマの心を受け止め、「核兵器のない世界」を目指した理性に基づく努力がなされることを強く求める。

令和元年(2019年)5月27日

広島市長 松井 一實

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