米国による臨界前核実験に対する抗議文(2018年10月11日)

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ページ番号1008442  更新日 2025年4月4日

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アメリカ合衆国
ドナルド・トランプ大統領 閣下

駐日アメリカ合衆国大使館
ウィリアム・F・ハガティ特命全権大使 閣下

抗議文

貴国が2017年12月13日にネバダ州の核実験場で臨界前核実験を実施したことが明らかになった。

核爆発を伴わないとはいえ、臨界前核実験を実施したことは、貴国が今後も核兵器を持ち続ける意志を表したものである。被爆者を始め核兵器廃絶を求める多くの人々の願いに背く行為であり、断じて許すことはできない。被爆地ヒロシマを代表して厳重に抗議するとともに、今後一切の核実験の中止を求める。

貴国には、一発の原子爆弾がもたらした被爆の実相と被爆者の体験を深く理解し、平和を願うヒロシマの心を受け止め、「核兵器のない世界」を目指した理性に基づく努力がなされることを強く求める。

平成30年(2018年)10月11日

広島市長 松井 一實

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