北朝鮮の核実験に対する抗議文(2017年9月3日)

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ページ番号1008441  更新日 2025年4月4日

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朝鮮民主主義人民共和国

国務委員会委員長 金正恩 様

抗議文

本日、貴国が6回目となる核実験を強行したとの報に接した。自制を求める国際社会の声に耳を傾けず、弾道ミサイルの発射を繰り返し、昨年9月に引き続き核実験を強行した貴国の行動は、各国の安全保障を脅かすだけでなく、核抑止に依存する風潮を増長させ、世界をより危険な状況に陥れるものである。

また、今年7月、核兵器禁止条約が国連加盟国の6割を超える122か国の賛成により採択され、多くの国が核兵器廃絶に向かう明確な決意表明を示す中で強行されたことは、こうした国際社会の「核兵器のない世界」の実現に向けた懸命な努力を無にするもので到底許すことはできない。

貴国の行動は、被爆者の辛く悲しい経験に基づく平和への切なる願いを踏みにじる許し難い暴挙であり、激しい憤りを覚える。被爆地ヒロシマを代表して重ねて厳重に抗議する。

貴国には、全ての核兵器と核計画を即刻放棄し、国際社会との対話と協調による外交努力を誠実に行うよう改めて強く要請する。

平成29年(2017年) 9月3日

広島市長 松井 一實

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