フランスの核実験に対する抗議文(1996年1月28日)
フランス共和国大統領
ジャック・シラク 閣下
駐日フランス共和国大使館
特命全権大使
ジャン・ベルナール・ウーブリュ 閣下
抗議文
核実験の中止を求める世界中の強い抗議にもかかわらず、核技術の維持と開発という目的のために、貴国が南太平洋で、本日6回目の核実験を強行したことに対して、厳重に抗議する。
貴国の一連の核実験は、東西冷戦体制崩壊後の核軍縮と核不拡散の潮流に逆行するものであり、人類破滅の危機を増幅しているにすぎない。
貴国は、核廃絶を願う国際世論を真摯に受けとめ、核抑止論から脱却し、誠実に核軍縮を進め、世界の平和の実現と人類の未来の発展に寄与すべきである。
平成8年(1996年)1月28日
広島市長 平岡 敬
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