感染症情報/咽頭結膜熱

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ページ番号1011193  更新日 2025年3月24日

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咽頭結膜熱とは

咽頭結膜熱はアデノウイルスによるウイルス性の感染症です。

かつてはプール利用時の接触やタオルの貸し借り等で流行することがあったため、俗称として「プール熱」と呼ばれていました。近年ではタオルの共用が減った等の理由からプール利用における集団感染の報告は見られなくなっています。

感染経路

飛沫感染、手指等を介した接触感染が主な感染経路です。

症状・流行時期・好発年齢

症状

5日から7日間の潜伏期間の後、発熱で発症し、38度以上の高熱が続くとともに、咽頭炎によるのどの痛みが現れます。また、結膜炎に伴って、目が充血し、目やにが出たり、目の痛み、かゆみ、涙目を訴えたりします。そのほか、首のリンパ節が腫れたり、頭痛、食欲不振、全身倦怠感などを伴います。

流行時期

夏季及び冬季に流行がみられます。

広島市の報告状況

好発年齢

小児がかかりやすい疾患です。

治療方法

特別な治療法はないため、対症療法が中心となります。

のどが痛くて食事が食べにくい場合は、やわらかくて刺激の少ない物を食べるようにします。熱が高い場合は、脱水症状を起こさないように、水分を十分に取るように気をつけます。

予防方法

アルコール消毒が効きにくいため、流水とせっけんによる手洗いが大切です。また、タオルの共用は避けましょう。

参考

このページに関するお問い合わせ

健康福祉局衛生研究所 生活科学部
〒733-8650 広島市西区商工センター四丁目1番2号
電話:082-277-6575(生活科学部)  ファクス:082-277-0410
[email protected]