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奥畑ルートの概要
1.ルートの特徴
奥畑集会所を起終点とし、ふるさといきものの里に象徴されるホタル公園や由来、伝承のある遺物、咲き誇るサクラなど豊かな自然の景観などを楽しめるルートです。
2.ルート上の主な資源
奥畑分校跡(集会所)
明治6年(1873年)に進歩館として発足。昭和22年(1947年)に伴小学校奥畑分校となり、昭和47年(1972年)の閉校以後は奥畑地区の集会所として、地域の集会の他「自然体験学習教室」等としても広く利用されています。現在では、集会所の裏側にホタルの養殖施設としてホタルハウスが設置されています。
泉水岩
慶長年間、瀬戸(奥畑の下流の集落)にあった長福寺が長州へ移る際、和尚さんが愛玩していた庭石を持っていこうと思い、力の強い人を集めたがあまりに重く、槙が尾の一の谷(伴南付近)まで運び、田んぼの中に置き捨てられたと言われています。
現在は民家の庭に置かれています。
八面神社
昔は水神・八大竜王を祭っていたようです。現在は五男三女の神を祭っています。
御神像は高さ50cm弱で、1身8頭を4面、2段重ねに赤黄青で彩色し、胸の辺りには桃の実と法具の三鈷(さんこ)が描かれています。
子安観音
昔、この一帯には、キツネがたくさんすんでいました。ある年、里人がすみかに道を付けました。すると、この辺りを通ると荷物がなくなったり、同じ道を行ったり来たりすることが度々起きました。そこで、キツネの霊を慰める石塔を建てました。キツネは子だくさんであることから、「子安観音」と呼ばれています。
比翼塚
昔、この辺りに住んでいた茂平とお新という、若い夫婦のきずなと七夕の日の悲しみの物語が伝わっています。この石碑は、その供養のために建てられたもので、「七夕さん」と呼んで手を合わせ、この付近の川を「天の川」と言いました。
2つあった石塚の1つは、今は見当たりません。
3.ルート上の見所
おくはたホタル公園
サクラの絶景ポイント
山辺に広がる棚田