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古市ルートの概要
1.ルートの特徴
JR古市橋駅、アストラムライン古市駅、中筋駅を起終点とし、旧雲石街道に沿った古市の街並みと周辺に分布する歴史的資源や、古川に架かる橋からの景観が楽しめるルートです。
2.ルート上の主な資源
久保山神社
3本のイチョウの大木が特徴的で、同じ境内に建つ恵美須社の御神体は、大火で焼け残ったイチョウの部材を彫刻したものです。
また、境内には浅野家の家紋が施された手水盤が奉納されています。
石畳
麻づくりが盛んだった明治から大正にかけて、古市の町には煮扱屋(にこぎや)と呼ばれる麻の繊維工場が50軒ほどありました。古川では繊維の「けば」をこそぎ落とす作業が行われており、旧街道に沿って河原へ通じる石畳や麻製品が保管された蔵が残っています。
才ノ木神社
「川の内警護衆」と呼ばれた水軍の将「福島大和守」はこの神社を厚く崇拝し、祈願所として神田等を寄附しています。
古川水鳥緑道
古川は、市街地を流れる河川でありながら良好な環境が保たれており、カワセミ、マガモ、アオサギなど約20種もの水鳥が飛来する貴重な空間です。
古川水鳥緑道は、これらの自然を生かして、散策や自然観察の場として活用できるよう、あずまややベンチ、動植物の解説板などが設けられています。
旧雲石街道
雲石街道は、現在の中区堺町で西国街道から分かれ、可部・吉田・三次等を経て出雲に至る出雲路と、可部から石見(益田方面)に至る石見路の総称です。古市では県道矢口安古市線がこれにあたります。かつては街道筋に商店や娯楽施設が建ち並び、おおいに賑わったと言います。
安川緑道
安川緑道は、安川の付け替えによって廃川となった旧安川の廃川敷を利用した緑道です。中須から長束に至る廃川敷のうち、武田山橋までの約3.1キロメートルの区間が緑道として整備されています。途中には広場も設けられ、遊具やトイレなども設置されています。
3.ルート上の見所
古川
ススキ(古川)
安川緑道