感染症情報/日本脳炎

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ページ番号1011204  更新日 2025年7月31日

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日本脳炎とは

日本脳炎ウイルスの感染によって起こる中枢神経(脳や脊髄など)の疾患で、東アジア・南アジアにかけて広く分布しています。

感染経路

ヒトからヒトへの感染はなく、ブタなどの動物の体内でウイルスが増殖した後、そのブタを刺したコガタアカイエカ(水田などに発生する蚊の一種)などがヒトを刺すことによって感染します。

症状

6~16日間の潜伏期間の後に、数日間の高熱、頭痛、嘔吐などが現れ、引き続き急激に、光への過敏症、意識障害(意識がなくなること)、けいれんなどの中枢神経系障害(脳の障害)を生じます。

ウイルスに感染しても症状が現れずに経過する場合(不顕性感染)がほとんどですが、およそ1000人に1人が日本脳炎を発症し、発症した方の20~40%が亡くなるといわれています。また、生存者の45~70%に後遺症が残るといわれています。

治療方法

特異的な治療法はなく、対症療法が中心となります。

予防方法

1.蚊に刺されないように注意しましょう。

ウイルスを持った蚊に刺されることにより感染しますので、蚊に刺されないように注意することが大切です。

2.予防接種を受けましょう。

ワクチン接種により、日本脳炎の罹患リスクを75~95%減らすことができると報告されています。

参考

このページに関するお問い合わせ

健康福祉局衛生研究所 生活科学部
〒733-8650 広島市西区商工センター四丁目1番2号
電話:082-277-6575(生活科学部)  ファクス:082-277-0410
[email protected]