感染症情報/A型肝炎

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ページ番号1011230  更新日 2025年6月27日

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A型肝炎とは

A型肝炎ウイルス(HAV)による疾患で、一過性の急性肝炎をきたします。主な感染経路は、糞口感染やウイルスに汚染された飲食物を介した経口感染です。世界中でみられますが、衛生状態が悪く飲用水の管理が悪い地域でのリスクが高くなります。

症状

潜伏期間は2~6週間で、発熱、全身倦怠感、食欲不振、嘔吐、黄疸などの症状を起こします。

小児では不顕性感染や軽症ですむことがほとんどですが、成人では症状も肝障害の程度も重い傾向にあります。特異的治療法はなく、安静や対症療法が中心です。予後は一般に良く、1~2か月の経過後回復しますが、高齢者では重症化することがあります。治癒後には強い免疫が残されます。

予防方法

手洗いを励行するとともに、食物の十分な加熱を心がけましょう。また、ワクチン接種も有効です。

関連情報

このページに関するお問い合わせ

健康福祉局衛生研究所 生活科学部
〒733-8650 広島市西区商工センター四丁目1番2号
電話:082-277-6575(生活科学部)  ファクス:082-277-0410
[email protected]