中国の核実験に対する抗議文(1987年6月5日)

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ページ番号1008515  更新日 2025年4月4日

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駐日中華人民共和国大使館
特命全権大使 章 曙 閣下

抗議文

世界最初の被爆地広島の悲願である核兵器廃絶は、今や世界の声となっている。貴国が、この声を無視し、このたび核実験を強行したことは、人類の未来に対する暴挙であり、我々の貴国に対する信頼を裏切るものである。

ここに、世界最初の被爆地広島から、核兵器のない、真の世界恒久平和の実現への願いを込めて、厳重に抗議する。

米ソ両国問において、INF削減交渉が行われ、世界の情勢が、核兵器廃絶に向けて好転の兆しをみせた今、貴国は、核兵器の開発が人類の未来をもたらさない事実を真摯に受けとめ、即時全面的に核実験を停止し、核兵器のない真の世界平和の実現に向けて、最善の努力を傾注するよう強く要請する。

1987年6月5日

広島市長 荒木 武

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