ロシアの臨界前核実験に対する抗議文(1998年12月10日)

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ページ番号1008469  更新日 2025年4月4日

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ロシアの臨界前核実験強行に対する抗議文
ロシア連邦大統領
エリツィン・ボリス・ニコラエヴィチ 閣下
駐日ロシア連邦大使館
特命全権大使 アレクサンドル・ニコラエヴィチ・パノフ 閣下

抗議文

貴国は12月8日にノバヤゼムリャ島の実験場で臨界前核実験を実施したことを明らかにした。核兵器廃絶を求める国際世論に逆行する形で実験を行ったことは、極めて遺憾であり、広島市民を代表して厳重に抗議する。
今回の実験により、貴国も、米国と同様、引き続き核兵器を持ち続けていく姿勢を明確にした。これ以上の核拡散の動きを招かないためにも、また、核兵器のない世界の実現を求める国際社会の願いに応えるためにも、貴国は、臨界前核実験を直ちに中止するとともに、核保有国の責務として積極的に核軍縮に取り組むべきである。同時に、他の核保有国とともに、核兵器に頼らず国家の安全が保てる国際社会の構築に向けて努力すべきである。

平成10年(1998年)12月10日

広島市長 平岡 敬

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