ソビエトの核実験に対する抗議文(1998年11月23日)

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ページ番号1008509  更新日 2025年4月4日

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駐日ソビエト大使館 特命全権大使
ニコライ・ニコラエビッチ・ソロビヨフ閣下

抗議文

INF全廃条約調印から一年が経過し、核軍縮を求める世界の声が高まる中、貴国がたて続けに核実験を強行したことは、時代に逆行し、人類自滅の危機を高める暴挙であり、極めて遺憾である。

ここに世界最初の被爆地広島の市民を代表し、貴国の度重なる核実験に対し、重ねて厳重に抗議する。

貴国は、人類未来の発展のために、米国とともに核超大国としての使命を誠実に果たすべきである。即ち、平和を求める国際世論を真摯に受けとめ、即時全面的に核実験を停止するとともに、戦略核兵器削減等のINF全廃条約に続く新たな核軍縮の歩みを着実に進め、核兵器の恐怖から解放された、真に平和な国際社会の実現に向けて全力を傾注すべきである。

1988年11月23日

広島市長 荒木 武

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