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犬を飼っている方へ(しあわせなペットライフ編)
愛犬と楽しく安心して生活していくためには、周囲の人々に迷惑や危害を及ぼさないよう、飼い主としての責任とマナーを守っていかなければなりません。
また、世の中には犬が苦手な人もいて、すべての人が犬好きとは限りません。あなたの愛犬が理解を得られるよう、みんなの模範となる飼い主をめざしましょう。
ご近所へのあいさつ
飼い主にとっては気にならない鳴き声や毛なども、犬を飼っていない人には気になるものです。日ごろから良好な近所づきあいに努め、犬を飼い始める前にはあいさつに行くなどの心づかいが大切です。
しつけをしましょう
人と犬が共同生活をしていくには、適切なしつけは欠かせません。
しつけは、家庭や人間社会で一緒に生活していくためのルールを教えることで、成犬からでもしつけをすることは、時間がかかりますが可能です。
しつけをするには、文字だけでは伝わりづらいコツが必要になります。訓練士やトレーナーに相談したり、動物愛護センターが開催する「犬のしつけ方教室」に参加して、コツをつかみましょう。
日常のお手入れ
犬の健康を保つためには日ごろの手入れは大切です。体中をくまなく触ることは、病気の早期発見につながります。
また、しつけの上でも体中のどこを触っても嫌がらないようにすることが重要です。子犬の時からほめながら少しずつ体験させて慣らしましょう。
室内で飼うか、屋外で飼うか
鳴き声などによる近隣への迷惑の防止や犬とのコミュニケーションを容易にするため、出来るだけ室内で飼いましょう。室内飼いには、病気のサインに早く気付くことができる、しつけがしやすい、リードが切れて逃げる心配がない等のメリットもあります。
屋外で飼う場合は、次のことを心がけてください。
- 犬にとって快適な場所を選びましょう。暑さ、寒さ、雨の対策やノミ、ダニ、蚊を避けるなどの配慮をしてください。
- 隣家との境界付近には、犬小屋を置かないなど、隣人に配慮しましょう。
- 犬小屋やその周囲を清潔にしましょう。
- 散歩や犬と遊ぶ時間を設けるなど、犬とのコミュニケーションを十分に取りましょう。
- 鎖につないでいる時は、ストレスを与えないよう、できるだけ動きを制限しないようにしましょう。(ただし、訪問者に対する配慮が必要です)。
- 外部からの刺激で吠えるような場合には、原因に合わせて対策をしましょう。たとえば、外を人が通るのが気になる場合は、犬の居場所を移したり、外から見えないように植え込みを作ったりします。
かかりつけの動物病院を探しましょう
犬がかかる病気は、感染症、生活習慣病など人と同じようにたくさんあります。
毎日の世話を通して、犬の様子をよく観察し、異常がないか気を配るとともに、犬の健康状態を確認するため、動物病院で定期的な健康診断とワクチン接種などの予防をしましょう。また、病気になった時にあわてないように、普段からかかりつけの動物病院を決め、日頃からいろいろ相談しておくことも大切です。
人獣共通感染症に気を付けましょう
人獣共通感染症とは、動物から人へ、人から動物へお互いに感染する病気のことです。犬の場合は、一般的な衛生対策を守ればほとんどの病気は予防することができます。
- 口うつしや同じ容器で食べ物を与えない
- 口づけなど過剰な接触をしない
- 犬に触った後と、飲食の前には手を洗う
- 排泄物はすぐに片付け、処理の後は手を洗う
- 犬の健康と衛生的な飼育環境を保つ
日ごろから犬の健康状態に気を配り、いつもと様子が違うと思ったら、早めに動物病院に相談しましょう。
また、飼い主自身や家族も健康状態に不安があれば、医師に相談してください。
門標の掲示*1
犬を飼っていることがわかりやすいように門や玄関など見えやすい場所に門標(右図)をはりましょう。
放し飼いは禁止!!*1
犬の放し飼いは禁止されています(5万円以下の罰金)。散歩の時は必ず犬にリード(引き綱・鎖等)をつけてください。
人を咬んでしまったら*1
万が一、飼い犬が人を咬んだ場合、咬まれた人を病院へ連れて行くのはもちろんですが、24時間以内に動物愛護センターへ届出をしてください。また、その犬を48時間以内に動物病院へつれて行き、狂犬病の検診を受けさせてください(届出及び検診を受けさせないと5万円以下の罰金)。
関係法令
*1 広島県動物愛護管理条例
関連情報
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チラシ(犬を正しく飼っていますか!)(928KB)(PDF文書)
このページに関するお問い合わせ先
健康福祉局 動物愛護センター
電話:082-243-6058/Fax:082-243-6276
メールアドレス:dobutsu@city.hiroshima.lg.jp