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蚊に刺されることでかかる感染症(デング熱、ジカ熱など)に注意しましょう!
アジア、アフリカ、中南米等の熱帯・亜熱帯地域では、マラリア、デング熱、チクングニア熱など、蚊に刺されることで感染する感染症が流行しており、毎年、流行地域から帰国した後に国内で発症する症例が、全国で多数報告されています。
ブラジルなど中南米において流行している「ジカウイルス感染症(ジカ熱)」も、蚊が媒介する感染症の一つで、妊婦が感染すると、胎児に「小頭症」が発生するリスクが報告されています。
デング熱、ジカウイルス感染症、チクングニア熱は、発熱、頭痛、関節痛、発疹等の症状を引き起こします。特効薬がなく、治療は対症療法(症状を軽減するための治療)です。また、発症中に蚊(日本では、ヒトスジシマカ)に刺されると、周囲へ感染が拡がる恐れがあります。
蚊が媒介する感染症を防ぐには
- 屋外では、長袖、長ズボン等を着用し、サンダル履きを避け、肌の露出を避けましょう。
- 用法・用量を守って、虫よけ剤を適切に使用し、蚊に刺されないようにしましょう。
(海外へ旅行する場合、飛行機に乗る際に虫よけスプレーをスーツケース等に容れ、荷物として預ければ、海外に持って行けます。)
最近ではウエットシートタイプの商品があり、機内の客室に持ち込むことができます。 - 妊婦の人は、ジカ熱の流行地域※への渡航を可能な限り控える。
※ジカ熱流行地域(厚生労働省ホームページへのリンク)<外部リンク>
また、万が一、流行地域から帰国後に、発熱、頭痛、発疹などの症状が出た場合には、蚊に刺されないようにして、早くに医療機関を受診してください。医療機関では、渡航歴を伝えてください。
デング熱
デング熱は、デングウイルスに感染しておこる、急性の熱性感染症です。蚊に刺されることによって生じるウイルス感染症であり、ヒトからヒトへは、直接、感染しません。
- 潜伏期間は、デングウイルスに感染した蚊に刺されてから2日〜14日(多くは3〜7日)。
- 突然の高熱(38度以上)で発症し、頭痛、眼窩(か)痛、顔面紅潮、結膜充血を伴い、発熱は2~7日間持続します。
- 初期症状に続き、全身の筋肉痛、骨関節痛、全身倦怠感を呈します。
- 発症3~4日後、胸部、体幹から始まる発疹が出現し、四肢、顔面に広がります。
- 症状は1週間程度で回復します。
- デング熱は対症療法が主体であり、予後は比較的良好です。
- ごくまれに一部の患者において、出血症状を発症することがあります。
ジカウイルス感染症(ジカ熱)
ジカ熱は、ジカウイルスに感染しておこる、急性の熱性感染症です。蚊に刺されることによって生じるウイルス感染症ですが、血液や性行為により感染する可能性が示唆されています。
- 潜伏期間は、ジカウイルスに感染した蚊に刺されてから3日〜13日(多くは2〜7日)。
- 主な症状は、発熱(38.5度以下)、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、結膜炎、疲労感、倦怠感。
- 妊婦が感染すると、胎児に小頭症が発生するリスクについて報告されています。
- ジカ熱に感染すると、稀にギラン・バレー症候群という運動麻痺を発症する可能性が報告されています。
その他の蚊が媒介する感染症
蚊が媒介する感染症には、その他にチクングニア熱やマラリアといった感染症があります。
それぞれの感染症は、下記のリンクを確認してください。
- チクングニア熱(国立感染症研究所ホームページ)<外部リンク>
- マラリア(国立感染症研究所ホームページ)<外部リンク>
- オロプーシェ熱(国立感染症研究所ホームページ)<外部リンク>
日本国内に存在する媒介蚊
日本にいる蚊はイエカ属とヤブカ属に分類されます。
デングウイルス、ジカウイルス、チクングニアウイルスを媒介するのは、日本ではヤブカ属のヒトスジシマカです。
イエカ属のアカイエカは、これらのウイルスを媒介しません。
すべての蚊がウイルスを持っている訳ではなく、患者の血液を吸った一部の蚊がウイルスを保有します。
医療機関の皆さんへ
デング熱やジカウイルス感染症等の蚊媒介感染症は、感染症法上の四類感染症に分類されています。全数報告対象であるため、診断した医師は直ちに最寄りの保健センターに届出ることが義務付けられております。
蚊媒介感染症を疑う患者が受診した際には検体(全血(ヘパリン以外の抗凝固剤添加)、ジカウイルス感染症の場合は尿も併せて)の採取に御協力ください。
名称 |
所在地 |
電話番号 |
Fax番号 |
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中保健センター地域支えあい課(中区地域福祉センター内) | 中区大手町4-1-1 | 082-504-2528 | 082-504-2175 |
東保健センター地域支えあい課(東区総合福祉センター内) | 東区東蟹屋町9-34 | 082-568-7729 | 082-568-7790 |
南保健センター地域支えあい課(南区役所別館内) | 南区皆実町1-4-46 | 082-250-4108 | 082-254-4030 |
西保健センター地域支えあい課(西区地域福祉センター内) | 西区福島町2-24-1 | 082-294-6235 | 082-294-6113 |
安佐南保健センター地域支えあい課(安佐南区総合福祉センター内) | 安佐南区中須1-38-13 | 082-831-4942 | 082-870-2255 |
安佐北保健センター地域支えあい課(安佐北区総合福祉センター内) | 安佐北区可部3-19-22 | 082-819-0586 | 082-819-0602 |
安芸保健センター地域支えあい課(安芸区総合福祉センター内) | 安芸区船越南3-2-16 | 082-821-2809 | 082-821-2832 |
佐伯保健センター地域支えあい課(佐伯区役所別館内) | 佐伯区海老園1-4-5 | 082-943-9731 | 082-923-1611 |
リンク
- 蚊媒介感染症(厚生労働省)<外部リンク>
- デング熱について(厚生労働省)<外部リンク>
- デング熱とは(国立感染症研究所)<外部リンク>
- デング熱の国内感染症例について(国立感染症研究所)<外部リンク>
- デング熱にご注意を!予防策は「蚊に刺されない」「蚊を発生させない」(政府広報オンライン)<外部リンク>
- デング熱に関する注意喚起等について [PDFファイル/142KB]
- ジカウイルス感染症について(厚生労働省)<外部リンク>
- ジカウイルス感染症とは(国立感染症研究所)<外部リンク>
- オロプーシェ熱に関する情報提供及び協力依頼等について [PDFファイル/79KB]