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市長あいさつ(平成26年版広島市勢要覧)

ページ番号:0000012621 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

広島市長写真

広島市長
松井 一實

 昨年は、日本創生会議などにより人口減少に関するショッキングなデータが次々と発表され、「地方創生」ということが日本全体の緊急課題であるという認識が深まった年だったと思います。「地方創生」のためには、各地域がその特色や特徴をいかしながら、いかにその地域の魅力を高めて人口減少に歯止めを掛けていくかということが重要になります。

 このような状況の中で、本市では、広島を「世界に誇れるまち」にするために、「活力とにぎわい」、「ワーク・ライフ・バランス」、「平和への思いの共有」という三つの要素を柱にまちづくりを展開しています。

 「活力とにぎわい」に関しては、広島南道路・広島高速3号線の開通や広島駅南口のBブロック・Cブロックの再開発工事の進展により都市機能が一段と充実・強化されました。

 「ワーク・ライフ・バランス」に関しては、若者の雇用に関する施策推進のため「有給長期インターンシップ」モデル事業を開始するとともに、住宅団地の活性化など地域コミュニティの再生に向けた取組に着手しました。

 「平和への思いの共有」に関しては、NPDI(軍縮・不拡散イニシアティブ)広島外相会合を本市で開催するとともに、平和首長会議国内加盟都市会議を広島・長崎以外の地(長野県松本市)で初めて開催し、核兵器廃絶へ向けた体制強化を図りました。

 昨年8月、本市は未曾有の豪雨災害に見舞われ、多くの方々が被災されました。一日も早い復興とともに、災害に強く、安全に安心して暮らせるまちの実現に向け、取組を進めています。

 さらに、今年は被爆70周年に当たります。この節目の年を、被爆都市「ヒロシマ」の役割を再確認し、決意を新たに「平和への思いの共有」を体現する年とするとともに、これまでのまちづくりの成果を踏まえ、まちづくりの新たな一歩を踏み出す年と位置付け、広島の将来に向けた取組を進めてまいります。

 こうしたまちづくりを着実に進めるためには、まずは本市の状況を客観的に把握することが重要です。その一助とするため、この度、本市の歴史や現状を一冊に分かりやすくまとめました。

 この冊子を手にされた市内外の多くの方々に、本市への理解を深め、素晴らしいまち「ひろしま」の魅力を再認識していただければ幸いです。

平成27年(2015年)3月