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ページ番号:0000016081更新日:2019年10月21日更新印刷ページ表示

広島市立定時制高等学校将来構想検討委員会中間報告に対するパブリックコメント集約

 中間報告に対する意見募集を、平成14年12月2日(月曜日)から12月27日(金曜日)までの26日間行いましたところ、163件の貴重な御意見をいただきました。
 多くの御意見をいただきましたことに対しまして、厚くお礼を申し上げます。
 意見の集約については、それぞれに書かれている内容を中間報告の項目に沿って、概ね「支持的」「非支持的」「その他」に整理をしました。(同様の内容のものは1つにまとめています)
 ●については、本市の定時制高校の将来構想を検討していく上で、内容的にも進め方においても重要な視点であると考え、最終報告に盛り込みました。
 また、◎の意見や○の感想については、将来構想の具体化を図っていく中で、検討していくことになるものと考えます。

市立定時制高校将来構想の視点
(非支持的意見)

 もう少し具体性のある将来構想を示して欲しい。例えば、将来構想の中で重要な単位制高校への視点や新しい学校の生徒像を示す必要があるのではないかと思う。学校のシステム的なことも重要ではあるが、むしろどのような教育内容を用意し、どのような生徒を育成していくかという生徒像をより鮮明にする必要があると思う。

市立定時制高校将来構想の基本的方向性
2.多部制の導入
(支持的意見)

● 多部制を導入し、昼間部を設けることにはおおいに賛成である。分類上は定時制なのだろうが、全日制とも違い、「学びたい時を選んで」学べる点を強調して欲しい。定時制へのイメージを変えるくらいに、同じ役割を果たせるのであれば、定時制の枠にとらわれない新しいタイプの高校を目指して欲しい。
○ 今現在、帰って来る時間が遅くなると女の子なので心配である。昼間部ができると安心して遠方からでも通学できる。
○ 昼間部ができると、生活が昼型になりよい。帰りに男の人に声を掛けられたりする怖い思いをしなくて済む。
○ 世の中の流れが変化しているので、選んで勉強できるのが便利だと思う。
○ 午後の部があれば、中学生の進路選択が増えると思う。
○ 勤務時間・職種が多様化しているので、勉強できる機会が多くなるように新設を希望する。
○ 今は昼働いて夜しか勉強できない人は減ってきているし、昼の方がバスの便とかも多数あるのでよい。
○ 今の夜間部に加えて、昼間部も設置なら、働きながら学びたい人のためにも賛成。
○ 夜間しかなかった定時制に昼間部を設けるのも良いではないか。
○ 昼間部は生涯学習として空いている時間を有効活用するのにはよい。
○ 高齢者のためには定時制昼間部があったらよいと思う。
○ 昼間部があれば、アルバイトをしながら時間を決めて学べると思う。
○ 聴講生としては今の方がよいのだが、高校本来の中学校卒業者が通うことを思えば昼間部が望ましいかなと思う。
○ 本来の定時制の制度から言うと疑問を感じるが、社会のニーズに合っているのなら良いのではないか。

(非支持的意見)
◎ 結果的に教師の負担が増えて、心のゆとりを持った温かい指導が出来なくなるのではないか。選択幅が広がるとかえって複雑になり子どもの関わること以外の業務が増えると思う。
◎ 定時制は「勤労学生の学びの場」であり、昼間は仕事に励むべきだ。自分自身が昼間は職場で勤務し、夜間通学の経験者なので、定時制とは夜間学ぶものと思っている。昼間の授業であれば、全日制で運営すれば良いではないか。
◎ 昼間部をつくったら全日制と定時制の違いがわからないし、安易に定時制を選ぶようになると思う。

(その他)
◎ 昼間部ができると部活がどうなるか。バラバラの時間帯に通学してきて一つの部活が成立するかどうなのか。今部活を通して大きな力を得ているので、学業はもちろん課外のプログラムについても考えてもらいたい。
◎ 夜間の聴講生制度は是非続けて欲しい。
◎ 多様化しすぎて一つ一つがいい加減にならないだろうか。器だけ、提言だけであって欲しくない。予算と人材の保障をどれだけ続けられるかだと思う。
◎ 昼間部も設置しなければならないのであれば、せめて昼間部と夜間部の間に「空白の時間」を設けてゆとりをもって欲しい。
◎ 昼間部ができても、夜間部は今のまま必要だと思う。

市立定時制高校将来構想の基本的方向性
3.2校を統合した新しい定時制高校の設置
(支持的意見)

● 定時制機能を市立・県立を問わず、まとめてしまっていいのではないか。広島県教育委員会との協議について触れてあるが、この点はもっと重要視すべきことではないか。基本的方向性の1つとして、県立・市立を含めた定時制高校の統合を視野に入れることをあげてもよいのではないか。その方が、市単独で新しい定時制高校をつくるよりも、より充実した高校ができる気がする。
◎ 時代の流れとして、2校の統合はやむをえないことなのかとは思うが、定時制には資格を取りに来ている生徒がいるので、統合後の高校でも、今までと同様の資格が取れるようにして欲しい。
○ 今ある学校の雰囲気・先生方の柔らかい眼差しが変わらないのなら統合に賛成。
○ 仕方がないのかなあと思う。
○ 同じ定時制高校内で、学ぶ時間帯、学ぶ学科の選択が可能になるという点で賛成。
○ 少子化の現状では仕方がない。将来生徒数の増加があれば、その時代に対応すればよい。
○ 商業・工業の両面ある定時制に魅力を感じる。
○ 少子化による将来の生徒数の減少に対応すべきである。学校の運営管理に経済的である。統合した方が合理的だと思う。
○ 中高年にも昼だと学びの場になり良いと思う。賛成だが、交通の便の良いところにして欲しい。
○ 少子高齢化社会で生涯学習など様々な人の生き方に対応した場所として施設を広げることは良いことと思う。一つより二つ合わせて幅を持たせた形が多くの人に対応できるのでは。
○ 「新しい学校づくり」、これは色々な面で期待できることだと思う。広島市教育の目玉となるような学校ができればと大いに期待する。多様な生徒に対応できてよい。
○ 中学校で不登校の子、あるいは高校中退の子を受け止めてもらえる公立高校として期待している。
○ 至急統合が良いと思う。
○ 2校統合と昼間部設置は時代に合った選択ではないか。
○ 2校を統合するにはいろいろと難しい点があると思うが、定時制に対するイメージを改めるには良い機会だと思う。新しい学校で明るいイメージを期待する。

(非支持的意見)
◎ 2校統合で設置するということは、土地・建物が必要で、予算を考えると、今の広島市の財政では無理だと思う。
◎ 2校それぞれ特性と良さを持っているので、それぞれが自校の良さを生かして充実させた方が良いのではないかと思う。
◎ 工業科と商業科は内容が違いすぎる。統合してもうまくいかないと思う。
◎ 定時制の特性である働きながら学ぶという時、統合することは生徒にとって不利に働く。
◎ 定時制の生徒が増えているのに統合とは。定時制高校を増やして欲しい。
◎ 生涯学習意欲の高まり、高齢者対象の教育は、何も2校の統合から考える必要はなく、本当に「いつでもどこでも学ぶことのできる教育の場」は現存する全ての教育施設について考えるべきだ。
◎ 単位制高校として、動き出した今、規模を大きくして、カリキュラムや校舎の充実は必要である。だからといって、2校の統合はいかがなものか。
○ 何故統合なのか理由がわからない。
○ 今の学校の統合は考えて欲しくない。
○ 実態を反映しないものであり、焦りとしか思えない内容である。
○ 2校統合となると進路指導にとまどう。

(その他)
◎ 東京都における全日制と定時制を合わせて新しい多部制の単位制工業高校が誕生していることも視野に入れるべきであると思う。
◎ 経済的効率ではなく、生徒の学習意欲の醸成を第一に。
◎ 「2校統合がやむなし」であれば、入試の選考基準について検討し直すべきである。1.定員内不合格やむなし、2.学習意欲・態度が明確に備わっているなど。
◎ 現在あるものをできるだけ利用して欲しい。ただ、交通の便を考えて決めて欲しい。
◎ 生徒数が多くなると、不登校の生徒は受験しにくくなる。
◎ 今ある定時制高校の施設・設備の改善は早急に行われる必要があると思う。
◎ 定時制に課題を抱えた生徒たちが多く通学しているという現実に即した配慮を願いたいと思う。
○ 昭和30年前後は戦争孤児・家庭の事情で通学していた者が100%だった。時代の流れで勉強したい者、不登校生徒、親の薦めで入学と定時制の生徒が変わっているのではないか。
○ 中学生の進路選択がしやすくなるのではなく、中学校の進路指導がしやすくなるという意味になると思う。市立の総合学科校がつくられるという印象がある。
○ メリット・デメリットがやはりあるので、どちらがいいとは言い切れないと思う。
○ 良い考えだとは思うが、色々問題が出てきそうな気がする。
○ 施設・設備とその稼働率を考える必要がある。
○ 少子化とはいえ、定時制なので学ぶ意欲のある人が充実した学校へ行きたいと思う。
○ もし統合すれば学校名はやはり変わるのだろう。母校の名前が消えるようで少し寂しい。

市立定時制高校将来構想の基本的方向性
4.新しい教育システムの導入
(非支持的意見)

◎ 導入としてあげている項目について、既に実施され、かなりの実績(3年修業は約100人卒業、二学期制による前期卒業、実務代替、技能検査、聴講制度など)をあげているものがほとんどであり、また、今取り組みつつあるものなど、あえて新しいシステムとして取り上げられていることに疑問を感じる。

市立定時制高校将来構想の基本的方向性
5.特色ある教育内容の創造
(非支持的意見)

◎ 「商業系列・工業系列を視野に入れた」とあり、総合科学的なイメージを持つが、そのことに対して問題があり、工業と商業の統合した専門高校を中心とした単位制高校とすべきである。

その他
(支持的意見)

◎ 仕事をしながら勉強できる他にない学校だから、入学希望者や在校生の意見などよく聞いて、理想に近い学校にして欲しい。
◎ 日本の産業構造の改革は始まりつつある。この変革の機会をとらえ、教育内容も検討を加える必要があると考える。特に専門知識は必要である。
◎ 時代のニーズに合った学校を希望する。

(その他)
◎ 高校の中で特殊な位置付けのため、そう多くの生徒は来ないと思う。定時制で、規律ある青年に育つよう取組内容を充実させ、社会に自信と誇りを持てる卒業生を送り出して欲しい。
◎ 制度が変わるなら、即戦力になる資格が取れるような体制にして欲しいと思う。今の社会は、教養よりも、何を身につけたかが求められているように思うので。

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