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高取・長楽寺ルートの概要
1.ルートの特徴
アストラムライン上安駅、長楽寺駅を起終点とし、安川を中心として、水辺風景や安川周辺の住宅地、田園、寺社などの歴史的資源をめぐるルートです。
2.ルート上の主な資源
大利河内神社
安芸国守護職に任ぜられた武田氏が武田山に銀山城を築城した際、鬼門を除くために勧請したとされている田中山神社の摂取です。
※摂取:本社に付属し、その祭神と縁故の深い神を祭った神社
光明寺
1279年に「慈教」が荒谷山に円妙院を建立したのがはじまりです。その後、現在地に移り、寺名も光明寺に改められました。
戦時中、兵器の材料として軍に供出された釣鐘は、幸いにも溶かされることなく、戦後、返還されたものです。
長楽寺観音堂
905年に真言宗の霊場として開かれ、戦国時代には武田氏や毛利氏の祈願所として繁栄しました。かつては、壮大な寺院でしたが、1601年、福島氏が広島城主の時、寺領を没収され衰退、廃寺となりました。後に観音堂が建立されました。
新宮神社
かつては神仏習合によって長楽寺内に合祀されていましたが、長楽寺が廃寺となった後、1716年に現在地に社殿が移されました。
境内の入口の左右に立つイチイガシ、イヌマキの大木は広島市の天然記念物に指定されています。
飛倉毘沙門天
1994年に建立された毘沙門堂です。その名は信貴山の故事に由来します。飛倉豊命霊泉という、鉱泉、療養泉基準を超えた良質の湧き水があります。
ヌマジ交通ミュージアム(広島市交通科学館)
約2,500点に及ぶ世界中の乗り物模型、直径20メートルの近未来交通パノラマ模型が置かれています。また、ちびっこ向けの工作教室を行うクラフトルーム、ユニークな形の自転車に実際に乗ることができる屋外広場、乗り物の工作キットなどを扱うミュージアムショップなどもあり、大人から子どもまで楽しめる施設です。
3.ルート上の見所
旧上安村境の石碑
野鳥や魚の姿が見られる安川
伴安川の珍しい石畳の川底
山崎河内神社
恵比寿神社付近からの眺め
光明寺と安川
大元神社からの眺望
古代山陽道と思われる旧道
豊かに実った稲穂