平成31年・令和元年 広島市食中毒発生状況
1 概要
食中毒発生状況の年次推移
事件数は6件(対前年比53.8%減)、患者数は48名(対前年比93.4%減)で、平成30年と比較するといずれも大幅に減少した(図1)。

※ 「原因施設が『家庭・不明』であり、かつ病因物質が『自然毒・寄生虫以外』」のものを含まない。
食中毒事件の概要
本市では平成29年以来、2年ぶりにクドア・セプテンプンクタータによる食中毒事件が発生した(表1)。

2 病因物質別にみた発症状況
事件数について
事件数6件のうち、カンピロバクター、ノロウイルス、寄生虫(クドア・セプテンプンクタータ)によるものがそれぞれ2件ずつであった(図2-1)。

患者数について
患者数48名のうち、寄生虫(クドア・セプテンプンクタータ)による患者数が27名と過半数を占めた。一方、カンピロバクターは11名、ノロウイルスは10名であった(図2-2)。

3 月別にみた発生状況
事件数及び患者数の月別推移
2月から4月、7月から11月にかけては食中毒の発生が無かった。患者数については、12月が27名と最多であり、平成30年のような大規模食中毒の発生はなかった(図3)。

病因物質別の月別推移
寄生虫(クドア・セプテンプンクタータ)によるものが12月に2件続けて発生した(図4)。

4 原因施設別にみた発生状況
事件数6件は、すべて「飲食店」で発生した。
5 原因食品別にみた発生状況
事件数6件のうち、魚介類(カキ、ヒラメ)を原因としたものが3件、食事のみ特定したものが3件であった(表2)。

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