令和4年 広島市食中毒発生状況
1 年次別の発生状況
令和元年以降、事件数は減少傾向であったが、令和4年は前年の約3倍にあたる16件の食中毒が発生した。(図1)

2 病因物質別の発症状況
(1)事件数
事件数16件の病因物質別の内訳は、アニサキスが7件、カンピロバクターが4件、ノロウイルスが2件、ウエルシュ菌、腸管出血性大腸菌、フグ毒によるものが各1件であった。(図2-1)
(2)患者数
患者数79人のうち、ノロウイルスによる患者数が39人と約半数を占めた。(図2-2)

3 月別の発生状況
(1)事件数

(2)患者数

4 原因施設別の発生状況
因施設別の事件数は、「飲食店」が10件、「魚介類販売店」が1件、「家庭」が3件、「不明」が2件であった。(図4-1及び図4-2)

5 事件の概要
近年、全国的に多発しているアニサキスによるものが7件発生し、原因施設の内訳は、飲食店3件、家庭2件、魚介類販売店1件、不明1件となっている。また、全てにおいて潜伏期間内に原因となり得る鮮魚介類の喫食があり、内視鏡検査によりアニサキス虫体が摘出されている。
このほか、本市では事例の少ない腸管出血性大腸菌による食中毒や、飲食店での自己調理によるふぐ食中毒が発生した。(表1)

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このページに関するお問い合わせ
健康福祉局保健部 食品保健課調査係
〒730-0043 広島市中区富士見町11番27号 1階
電話:082-241-7434(調査係) ファクス:082-241-2567
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