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ページ番号:0000013644更新日:2019年10月21日更新印刷ページ表示

環境影響評価審査会開催結果(玖谷埋立地拡張整備事業 第2回:平成14年8月27日)

 広島市環境影響評価条例に基づき、玖谷埋立地拡張整備事業に係る環境影響評価実施計画書についての審議を行うため、広島市環境影響評価審査会を開催しました。

1 開催日時 平成14年8月27日(火曜日) 午前10時00分から午前11時05分
2 開催場所 広島市役所 北庁舎別館 2階会議室
3 出席者
 1. 審査会委員(五十音順、敬称略)
   今岡 務、関 太郎、中川紀壽、中島正博、深田成子、
   宮田賢二、矢野 泉、吉國 洋(副会長) 以上8名出席
 2. 事務局
   中本環境局参事、砂田環境アセスメント担当課長、末田課長補佐他2名
 3. 傍聴者
   なし
4 会議概要
 1. 審議は公開で行った。
 2. 前回の審査会での意見等を基に取りまとめた答申案について審議した。
5 審議結果概要
 1. 答申案について、各委員から意見が出された。
 2. 本日の各委員の意見を踏まえて答申案に修正を加える。
 3. 最終的な答申は副会長に一任することとし、写しを各委員に送付する。
6 会議資料
 ・委員意見等と委員意見取り扱い案(玖谷埋立地拡張整備事業に係る環境影響評価実施計画書)
 ・玖谷埋立地拡張整備事業に係る環境影響評価実施計画書について(答申案)
 ・「玖谷埋立地拡張整備事業に係る環境影響評価実施計画書」に係る照会事項について(回答)

 

審議結果

末田課長補佐
 ただいまから、平成14年度第4回目の環境影響評価審査会を開会いたします。
本日は、前回、7月12日の審査会に引き続き、玖谷埋立地拡張整備事業に係る環境影響評価実施計画書について審査いただくこととしております。
なお、事業者から市民意見の概要とそれに対する事業者の見解が7月26日に提出されたことから、市長意見の提出期限は9月24日となっております。
 それでは、これからの議事進行は吉國副会長にお願いいたします。

吉國副会長
 本日は、玖谷埋立地拡張整備事業に係る環境影響評価実施計画書についての2回目の審議になります。
先程説明されたように、市長意見の提出期限が9月24日となっていますので、今回の審査会で答申の最終案を固めたいと考えております。ご協力をお願いいたします。
 前回の会議でいただいたご意見と、会議の後に書面で提出いただいたご意見を事務局で取りまとめてもらっていますので、その資料の説明をお願いします。

砂田環境アセスメント担当課長
 資料1をご覧下さい。表の左側の委員意見等の欄に、前回の審査会等でいただいたご意見を内容毎に整理し、中央の欄にそのご意見を資料2の答申案でどう扱うかを、また、右側の欄には答申案での該当部分を示しております。
 答申案も含めてご検討いただきたいので、資料1と2を合わせて見ていただきながら、意見の項目毎にご説明させていただきます。
 まず、区分1-1と1-2についてですが、吉國副会長から、今回は拡張事業ということなので、前回、前々回分のアセスの内容も含めて今回のアセスに反映させるべきではないかというご意見をいただき、また、関委員からも同様の趣旨のご意見をいただいています。
 ご指摘いただいたように、過去のアセスの結果は、今回の事業実施前の現況に関連するものですので、過去のアセスの内容を現況調査と比較した上で今回の予測に反映させるべきと考え、答申案の「1 全体的事項(1)」及び「3 環境影響評価の項目並びに調査、予測及び評価の手法等(1)イ」のように記述しました。
 以上の2点についてご審議をお願いします。

副会長
 それでは、答申案の該当部分についてのご意見をお願いします。

宮田委員
 全体的事項の(1)は非常に重要だと思います。全体的事項ということで一般的に書いてありますが、全て3のところに関わってくると思います。今までの予測と実際の状況の変化を、どういう項目についてどんなふうに比較、精査しようとしているかを3のところできちんと受けていないように思いますが、どのようにお考えですか。

担当課長
 ご指摘の部分は、これまでに実施した環境影響評価ということで、全てを指しています。具体的には、大気や騒音、水環境等ということになりますが、そういったこと全てについて過去の影響評価と現況とを比較を求め、その中で、山間埋立では浸出水の問題が大きいことから、水に関しては、特に、具体的に記述しているということで、その他の項目についても、当然、やっていただくという考えで記述しています。あえて、大気や騒音に触れていないのは、現在の実施計画書に記載された内容でほぼ妥当であろうという考えもございます。

中川委員
 大気や騒音等についても比較、精査されるということですが、文面には表れていない。「特に水環境」といった表現があるとわかるが、あまりにも一般的すぎるように見える。全てについて実施するということが読みきれないのではないか。

担当課長
 提出された実施計画書の中で大気、騒音も水質も調査することとなっており、その中で、特に水質について答申案に含まれているような内容の記載がないことから、現況調査についてはこういった内容も含めて調査するよう意見を出そうということです。そして、大気、騒音、それ以外の調査については実施計画書に書かれた内容に基づいて実施し、全体的に過去の環境影響評価の結果も含めて比較して、その内容は全て準備書の中で明らかにしてくださいという考え方です。ですから、答申案については、特に記載が十分でないと思われる水環境のことについて意見として書いたということです。

宮田委員
 私も、この意見はもっともだと思います。出島のように全く白紙の状態で事業を起こすというのではなく、既にずっと事業が進行していて、結果が沢山得られている延長での予測ということになると、予測の方法についても今までの結果をどう分析するかということがそのまま予測につながる部分がかなり大きいと思います。無論、プラスアルファがあるので新たにしなければいけない部分もあると思うが、そういった今までの延長という部分とプラスアルファの部分の予測の方法の違い、内容の違いをもう少し明確にしておいたほうが、実際に予測する側の人にとっても分かりやすいのではないか。かなりの部分がこれまでの経過をきちんと分析することによって、将来的な予測につながるというケースになるのではないかと、直感的に思っています。そのあたりは、委員の先生の意見を入れて、もう少し分かりやすく書いたほうがいいような気がします。

担当課長
 いわば累積的な影響評価ということになろうかと思います。具体的にそういった評価の技術があるのかどうかというのが難しい話なのですが、過去の評価と現況調査の結果を比較し、それをどのように精査するのかが問題となりますが、そういったところは、この意見を事業者に出して、実際にどのようにするかということを私どもと事業者で十分詰めて実現できるようにしたいと思います。
 意見の書き振りとして、もう少しそれが明確になるような表現にしてはどうかということですが、少なくとも事務局としては、現在の表現でそういった、いわば累積的な影響の評価ということも読めるのではないかと考えていますが、何かこういうふうに書き換えたらいいというご意見があれば、いただければと思います。

副会長
 私の感じでは、全てのことについて具体的にこれをこうしなさいと書くのは難しいと思いますが、環境影響評価の項目を、大気質、騒音、振動、悪臭、水質といったように具体的に書いてはどうかと思います。答申案の文章で全ての項目が入っているということですが、全部入っていることを具体的に並べて書いてはどうかと思います。

担当課長
 わかりました。全ての項目について、過去のアセスの予測評価結果と環境の現況を比較精査し、今回の評価に生かすということが明確にわかるような表現となるよう検討させていただきます。

宮田委員
 実施計画書の第5章の1で環境影響評価の項目を選定され、101ページに取り組みの基本的考え方ということで4点示されているが、ここに、過去の予測と現況とを比較、精査した結果を踏まえて環境影響評価を実施するともう一度書いて念を押すべきではないか。

担当課長
 ご意見は承りましたが、条例には実施計画書に関する書き換えの規定がありませんので、実施計画書に対する市長意見が反映されるのは準備書以降ということになりますので、ご理解いただきたいと思います。

副会長
 他の項目もありますので、そろそろ次に進めさせていただきます。
 項目の2について説明してください。

担当課長
 中島委員から、市民の信頼を得るため、廃棄物の持ち帰り指導件数やサンプリング調査の件数、結果等搬入管理の情報を示すことはできないかというご意見をいただきました。このことについては、搬入管理の情報を公開し、市民の信頼を得ることは重要と考えますので、答申案の「1 全体的事項(2)」のように記述しました。

副会長
 中島委員いかがでしょうか。

中島委員
 結構です。

担当課長
 次に、3-1及び3-2ですが、中島委員から、長期的な埋立計画とその中での本事業の位置付けを示すべきというご意見と、法定の上位計画である一般廃棄物処理計画の概要を提示すべきというご意見をいただきました。このことについては、答申案の「2 事業計画(1)」のように記述しました。

副会長
 中島委員いかがでしょうか。

中島委員
 結構です。

担当課長
 次に、4-1ですが、中島委員から、廃棄物の搬入計画量について予測の前提条件と制度の転換点について内容を明示するよう意見がありました。これについては、前回の審査会で事業者からプラスチック製容器包装廃棄物のリサイクルの実施等について口頭での説明がありましたが、実施計画書の中には説明がないため、答申案の「2 事業計画(2)」のように記述しましたが、「埋立廃棄物の潜在的発生量」という文言は一般用語でなく、分かり難いので、「廃棄物搬入計画量について、算定の基礎となる前提条件と今後実施しようとする減量化施策等を記載するとともに、個別の施策毎の減量化量と埋立処分計画量との関係を、具体的数値により年次毎に明らかにすること」と改めたいと思います。
 また、4-2で宮田委員から廃棄物搬入計画量には幅を持たせる必要はないか。搬入計画の予測がずれた場合の措置を考えておく必要はないかというご意見をいただいておりますが、搬入計画量はこれまでの実績を踏まえた現実的な計画量となっており、毎年の残余容量を把握し、将来の施設計画に反映させるということですので、実施計画書に対する意見としての答申案には盛り込んでおりません。

副会長
 中島委員、宮田委員いかがでしょうか。

中島委員、宮田委員
 結構です。

担当課長
 次に5で、宮田委員から大気質の現地調査回数が少ないのではないかというご意見をいただいておりますが、既往調査結果においても顕著な影響は認められないことから夏季、冬季の年2回でよいのではないかと考え、答申案には入れておりません。

副会長
 宮田委員いかがでしょうか。

宮田委員
 結構です。

担当課長
 次に6で、騒音の測定地点は道路勾配を考慮に入れているかどうかというご質問がありましたが、前回の審査会で事業者から道路勾配を考慮に入れて測定地点を選定しているが、地元住民の意見も聴いて、再度検討するということでしたので答申案にはいれておりません。

副会長
 中川委員いかがでしょうか。

中川委員
 結構です。

担当課長
 次に8-1で於保委員から既に把握している破砕帯の存在位置や地下水挙動の調査位置を明確にしていただきたいというご意見。8-2で安藤委員から水質については綿密な調査が必要というご意見がありました。前回の審査会において事業者から水文地質調査を行うという説明がありましたが、その具体的な内容について記載がないことから、答申案の「3 環境影響評価の項目並びに調査、予測及び評価の手法等(1)水環境ア及びイ」のように記述しました。

今岡委員
 水文地質調査の結果に基づき採用することとした遮水構造としているが、この遮水構造は新たに拡張する部分の遮水構造のことだけをいっているのか。既存の遮水構造との関係は考える必要はないか。また、プラスチック主体の埋立地なので、焼却灰の埋立地と違ってあまり問題とならないかもしれないが、集水管のカルシュームスケールによる閉塞の問題など集水機能の問題もあるのではないか。

副会長
 遮水構造は私も気になったのですが、現在、埋めているところには遮水シートはないように思うのですが、拡張する部分との関係はどうなるのでしょうか。
 また、今岡委員ご指摘のように集水機能についても書き加えるべきだと思います。

末田補佐
 埋立地の遮水方法としては、現在の灰区割りのように表面にシートを張る、いわゆる表面遮水構造とカーテングラウトを布設するなどの鉛直遮水構造とがありますが、玖谷埋立地の一般区では、鉛直遮水を採用しています。今回の拡張部分については、現在の埋立地の上方に作ることになり、これまでの遮水工との関係も考慮する必要があることからこのような記述にしています。

担当課長
 答申案については、集水機能についても含めた記述となるよう修正させていただきます。

担当課長
 次に9ですが、今岡委員からプラスチック主体に埋め立てているので、水質の調査項目としていわゆる環境ホルモン作用を疑われる物質を加えてはどうかというご提案をいただきました。環境ホルモン物質については、ある程度、測定方法も確立されており、測定できないことはないのですが、現在、浸出水は全量下水道投入されており、その漏洩のモニタリング物質としても適当ではないと考えます。また、先生が懸念された、市民意見でも、環境ホルモンに対する意見はありませんでしたので、答申案には入れておりません。

副会長
 今岡委員いかがですか。

今岡委員
 適当とは考えられないという表現に少し引っかかりますが、まあ、結構です。

担当課長
 次に10-1と10-2、水田委員と安藤委員からカラスの実態調査についてご意見がありました。このことについては、答申案の「3 環境影響評価の項目並びに調査、予測及び評価の手法等(2)生物の多様性の確保及び自然環境の体系的保全ア」に記述していますが、冒頭の「不燃ごみに付着して埋立地に搬入される食品残渣を主たる餌として繁殖しているカラス」という記述は、はたして、繁殖しているか、生息しているのか、また、単に飛来しているのかも分かりませんし、そういったことも含めて実態を調査するということから、客観的事実として、「埋立地に出現するカラス」と修正したいと思います。

関委員
 私もこの表現はどうかと思っていました。「出現」もどうかと思いますが、生息なのか飛来なのかもわからないのでいたしかたないのではないでしょうか。

担当課長
 次に11ですが、関委員から生態系の多様性の確保及び自然環境の体系的保全に関する文献調査の対象に最新のものを追加するようご意見をいただきましたが、前回の審査会で事業者から、最新のものを加える旨の回答がありましたので答申(案)には入れておりません。

副会長
 関委員いかがですか。

関委員
 結構です。

担当課長
 次に12ですが、同じく関委員から、植物の生育状況把握の対象に蘚苔類、地衣類、藻類、菌類を加えて欲しいという意見がありました。これについては、答申(案)の「3 環境影響評価の項目並びに調査、予測及び評価の手法等(2)生物の多様性の確保及び自然環境の体系的保全イ」で事業がその生育環境に与える影響を予測、評価するよう求めることとします。

副会長
 関委員いかがですか。

関委員
 結構です。

担当課長
 次に13-1で窪田委員から山菜採りや周辺地域を活用している市民への配慮が必要というご意見と、13-2で宮田委員から自然との触れ合いの現地調査が1回では少ないと思うというご意見をいただきました。これについては、答申(案)の「3 環境影響評価の項目並びに調査、予測及び評価の手法等(3)人と自然との豊かな触れ合いの確保」に記載しました。

宮田委員
 答申(案)は、遊歩道整備を非常に強調しているが、遊歩道以外でも周辺の山に入る人や地元の人たちもおられると思います。遊歩道からの景観や人と自然の触れ合いは確かに重要ですが、それ以外の面での触れ合いについても配慮してほしいと思います。そういった意味で、全般的な人と自然との豊かな触れ合いを扱うような表現にならないでしょうか。

担当課長
 そういったところが、窪田委員の仰っているマイナーサブシスタンス活動ということだと思います。ご指摘のように、遊歩道からだけでなく、全般的に言える表現に改めたいと思います。
 次に14ですが、中島委員から個々の機械のオペレーターに求めている環境配慮について、それを保障する仕組みが必要ではないかというご意見をいただいておりますが、市民意見に対する事業者の見解において、関係者への教育の実施し、記録を保管する旨示されているので答申(案)に入れておりません。

中島委員
 機械のオペレーターを教育し、それを全面的に信頼して誰もチェックしないのでは実行性は担保できないと思います。それをチェックするための仕組みが必要だと思います。

末田補佐
 これまでも、地元の方にお願いして、搬入路の道路モニターをしていただき、その結果についても地元住民の方々に定期的に事業報告をしております。チェックする仕組みについては、現状、すでにあるということでご理解いただきたいと思います。

副会長
 ひととおりの説明と質疑応答を行いましたが、全体をとおして何かご意見等がございませんか。

関委員
 説明はありませんでしたが、答申(案)の前文というか、冒頭のところの書き方なんですが、言葉遣いが、何か事業者側に立ったような表現となっているのが気になります。これは審査会からの市長への答申なのですから、審査会からの意見となるような表現としていただきたいと思います。

担当課長
 失礼いたしました。前文についてご説明をしませんでした。出島の廃棄物処分場設置に係る市長意見でも同じような表現になっていますが、審査会からの答申としてふさわしい表現となるよう、再度、検討させていただきます。

中島委員
 同じく前文の二つ目の文章で「事業」という言葉が重なっているので、修正したほうがいいと思います。

担当課長
 先程の関委員のご指摘と合わせて文章を再検討させていただきます。

副会長
 副会長 皆さんのご意見も出尽くしたようです。それでは、事務局は本日の意見を踏まえて答申案を修正してください。最終的な答申文については、私に一任いただくことで皆さんのご了解をいただき、確定したものを皆さんにお送りすることとしたいと思います。
 他に、事務局から何か連絡事項がありますか。

担当課長
 ありがとうございました。それでは、事務局から三点連絡させていただきます。まず、昨年度末と前回の審査会で水田委員、関委員からご指摘のあった、広島西風新都線、祇園山本地区開発の事後調査結果についてですが、事業者から事務局に報告書が提出されておりますので、必要な部分があればお知らせいただきたいと思います。次に、平成11年度からご審査いただいてきた、出島処分場の評価書が7月29日に市長に提出されました。この評価書については、委員の皆様には既に送付させていただいておりますが、評価書への市長意見あるいは意見の無い旨の通知の期限が明日28日となっております。現在、市長意見を出すのか出さないのかも含めて最終的な詰めを行っている段階です。最後に、総合アセスメント制度についてですが、6月に第2回目の審査会を開いて以来、他の案件もあったりして、予定のスケジュールから遅れておりますが、次回の会議を10月の初旬位に開催したいと考えております。詳細な日程については、皆様のご予定を確認させていただいてから、改めてご連絡させていただきます。事務局の連絡事項は以上です。

副会長
 ありがとうございました。本日の審査会は、一応、これで終わりということにします。

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