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震度7規模の地震が発生した場合でも、消防署としての機能を維持できるように「免震構造」を採用しています。基礎と支柱との間にアイソレーターという高減衰の積層ゴムを挟み、地震発生時にはこのアイソレーターが揺れを吸収し、建物本体への伝導を緩和するため、建物や収容物品の被害を防ぐ構造です。
安佐南消防署は、広島インターチェンジに隣接していることから、高速道路上において発生した各種災害や他県で大規模災害が発生した場合の出動拠点としての機能を有しています。
そのため、水利の無い高速道路での火災対応を行う大型水槽車や、大規模災害に対応するための資器材を整備しています。
省エネの一環として、施設内には遮熱と断熱の効果を高める複層ガラスを採用し、空調への負荷対策をしています。また、ルーバーによる日射抑制と併せて昼光利用を図っています。
屋上には、約129平方メートルの緑化スペースを設け、空調負荷を抑えCO2の排出を削減しています。
広島市安佐南区緑井一丁目10番3号