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ページ番号:0000152651更新日:2023年5月19日更新印刷ページ表示

災害時の避難について

 

※文中に出てくる指定緊急避難場所と避難場所の区別については以下のとおりです。
〇指定緊急避難場所:切迫した災害の危険から緊急的に逃れるための施設または場所のこと。災害種別に応じて行政が指定している。原則として、避難指示等を発令した場合、小学校区に1箇所拠点的な指定緊急避難場所を開設する。
〇避難場所:知人宅等や指定緊急避難場所を含めた安全な場所のこと。

1 避難場所について考える

 本市においては、体調がすぐれない方等であっても指定緊急避難場所への避難を妨げることはありません。(体調がすぐれない場合は、マスクなど着用するなど感染症対策を講じて、指定緊急避難場所の受付でご相談ください。)
 避難情報(避難指示等について)を伝達する際に、これまでにも、災害の危険性のない親戚・知人宅等への避難、いわゆる自主避難について呼びかけを行っておりますが、避難場所の過密を避けることにもつながることから、以下を参考に今一度家族で避難場所について考えてみましょう。

(1) 危険な箇所の確認

あ まずは、自宅が危険な区域内にあるかどうかを調べてみましょう。
 さらに、会社、通勤途中、同居している家族等がよく行く場所についても調べておきましょう。

 【広島市土砂災害ハザードマップ
 【広島市洪水ハザードマップ
 【広島市防災ポータル

(2) 避難場所の検討

 い自宅等が危険な区域内にある場合など、安全な場所へ移動が必要な場合は、以下の避難先が考えられます。

 ・ 安全な場所にある親戚・知人宅等など一時的に安全な場所に移動
 ・ 地域で管理している集会所やあらかじめ地域と施設管理者で協定等を締結している施設等へ移動
 ・ 市が災害種別ごとに定める指定緊急避難場所へ移動

 家族の状況等と合わせて考えながら、定期的に最適な避難場所について家族で話し合ってみましょう。

 指定緊急避難場所等の詳細について、確認したい場合はこちらから 

2 避難時について考える

 自宅等が危険な区域内にある場合は、どのような状況下でも安全な場所へ避難をする必要があります。しかし、実際の避難は準備をしていなければ困難です。
 いつのタイミングで避難するのか、誰と避難するのか、どこに避難するのか、何を持って避難するのか。
 それぞれの家族構成(ペット含む)や事情を踏まえながら、避難について考えてみましょう。

(1) 非常持ち出し品の確認

 う緊急に避難しなければならない場合に備えて、避難時に持ち出す最低限のものはリュックに入れて、すぐに持ち出せる場所に用意しておきましょう。

 ・ 家族構成(乳幼児や高齢者など)に応じて必要なものを用意する。
 ・ 持ち出し品には優先順位をつけて、持って行動できる量にする。
 ・ 避難所等へ避難する際は、水や食料も持って行く。
 ・ 両手が使えるリュックサックで人数分用意し、すぐ取り出せるところに置いておく。

 また、基本的な感染症対策のためにも、可能な限りマスク、消毒液、除菌シート、体温計等も用意しておきましょう。

 非常持ち出し品・家庭内備蓄の詳細について、確認したい場合はこちらから

(2) 実際の避難経路の確認

お 「1 避難場所について考える」で避難場所を検討したら、実際に避難場所まで行ってみましょう。日中は通い慣れた道でも、夜間や大雨時、子どもを連れてなどの条件が加わると、想像していたより多くの時間がかかったり、危険があったりします。実際の避難時を想定しながら確認しましょう。

 ・ わがまち防災マップやハザードマップを活用して、避難場所まで行ってみる。
 ・ 避難場所までのルートは複数用意する。
 ・ 様々な条件下でどの経路が安全かを確認する。

 可能であれば散歩がてら、一度は指定緊急避難場所周辺まで歩いて行ってみましょう。歩いて行く際は、基本的な感染症対策を講じた上で、確認してみましょう。

3 避難場所での過ごし方を考える

 避難場所に避難した場合、大雨などの危機が去るまでの間、避難場所で過ごすことになります。特に指定緊急避難場所は多くの避難者が集まり、普段とは違う状況に不安を抱きやすくなったり、混乱しやすくなったりします。そのため、お互いが気持ちよく過ごせるように、どのようなことに配慮すればいいか考えてみましょう。

思いやりのある行動

 く指定緊急避難場所では、普段とは違う状況下での不安や混乱から、怒りやすくなったり、体調を崩しやすくなったりします。

 ・ 乳幼児、お年寄り、体が不自由な方などに対しては特に配慮する。
 ・ 困っている方や体調が悪そうな方がいたら、本人に声を掛けたり、受付に伝えたりする。
 ・ 体調不良者やそのご家族を誹謗・中傷・差別することは絶対にしない。
 ・ 指定緊急避難場所では、人手が足りないことも多いので、動ける人は協力する。

4 最後に

 行政においてもみなさまが安心・安全に指定緊急避難場所に避難し、危機が去るまでの時間を過ごせるように随時準備を進めております。

 災害時の概要や災害から身を守るための基本的な内容を冊子にした、広島市防災普及啓発ハンドブック「たちまち防災」も併せてご覧ください。

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