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第2回(令和5年度)「私の好きな中区」フォトコンテスト入賞作品
中区役所では、中区の魅力を伝える写真を公募することにより、世代を問わず、区民の皆さん自らがまちや人に誇りや愛着を持ち、まちづくりへ参画する機運を高めようと、昨年度に引き続き、今年度もフォトコンテストを開催しました。
この度、最優秀賞、優秀賞、なかちゃん賞、入選に決定した作品をご紹介します。
*各作品の下に「作品タイトル」(撮影場所) 撮影者氏名もしくはニックネームを記載しています。
まちなみ部門
最優秀賞(1点)
「雨降る街」(袋町)姫野 泰希 さん
撮影者コメント
鬱陶しさを感じる雨の日ですが、車や路面電車、街灯の光に彩られた光景が美しいと感じました。
審査員講評
雨で濡れた地面に反射する光をうまく使っています。路面電車が走る夜の市内のまちなみを、美しく、鮮やかに浮かび上がらせて表現しています。
優秀賞(1点)
「緑に包まれて」(銀山町)全日本写真連盟広島タウン支部(撮影者:辻 重樹 さん)
撮影者コメント
銀山町の町中にある緑に包まれたビル、ご夫婦の花を愛される気持ちが伝わってきました。
審査員講評
まるで映画の一コマのような、どこか懐かしさと温かみを感じられる作品です。ビルの一部分を切り取った構図にも撮影者のセンスを感じます。
入選(5点)
「お堀のこい」(広島城お堀)ほっち番長 さん
撮影者コメント
お堀の鯉を眺めて恋が燃え上がります。
審査員講評
夕日を前に、男女二人がどんな会話をしているのだろうと思わず想像してしまいます。二人の空気感と夕日がマッチしており、ロマンチックな雰囲気を醸しだしています。
「川沿いのサッカースタジアム」(寺町の本川沿い)岡本 隼也 さん
撮影者コメント
日に日に完成に近づくサッカースタジアム。広島の自然に溶け込む様子が、清々しく前向きな気持ちにさせてくれます。
審査員講評
木々や川などの自然とうまく調和させ、バランスのとれた作品となっています。太陽のオレンジ色もアクセントになっています。
「寒波到来」(広島城)新川 遊心 さん
撮影者コメント
寒波が到来し、広島市内にも珍しく大雪が降り続く中、広島城天守閣と組み合わせて撮影しました。いつもとは異なる幻想的な雰囲気の写真となりました。
審査員講評
寒い冬の日の朝早くに撮影された写真でしょうか。雪がぼやけ、幻想的な作品に仕上がっています。広島城の新たな表情に魅了されます。
「原爆ドーム」(平和記念公園)古釘 さん
撮影者コメント
9/30(土)、たまたま高潮の影響で元安川の護岸に水たまりができて、水面に映っていた原爆ドームがきれいに見えたので撮影しました。
審査員講評
一見よく目にする風景写真のようですが、水たまりに反射していることで、水面が鏡のように美しく撮影できています。この場所にカメラを向けたアイデアと、技術が素晴らしいです。
「不思議な駅舎」(新白島駅)藤岡 亮成 さん
撮影者コメント
アストラムラインの新白島駅が不思議な形をしていて、夜行ってみると光ってきれいだったので撮りました。
審査員講評
夜闇と天窓から漏れる光とのコントラストが美しく、駅舎と道路の直線によって奥行のある作品になっています。特徴的なデザインの駅舎の魅力をうまく捉えています。
ふれあい部門
最優秀賞(1点)
「朝のラジオ体操」(舟入第一公園)神崎学区地域運営委員会
撮影者コメント
365日、どこからともなく集まりわいわいがやがや話して、ラジオ体操をして楽しそうに帰っていく。みんなの1日が始まっていく。
審査員講評
ラジオ体操が地域や世代を繋ぐ大切な場となっている様子が伝わってきます。撮影者の地元愛を感じられる作品です。
優秀賞(1点)
「秋のお散歩」(東千田公園)tom さん
撮影者コメント
緑、黄色、赤…季節で印象が変わるメタセコイア。いつ行っても楽しめる場所です。
審査員講評
メタセコイアのオレンジ色が温かい印象を与え、親子の仲の良さを表現しているようです。構図も美しく、絵画のようです。
入選(3点)
「平和を祈るとうろうと原爆ドーム」(中島町 元安橋下)きむきむ さん
撮影者コメント
平和文化都市であるヒロシマのシンボルである原爆ドームを背景に色鮮やかなとうろうが流れている点がおすすめです。
審査員講評
元安川を挟んで、多くの人が集まり、平和を祈る気持ちが伝わってきます。日が落ちる前のとうろう流しの様子も素敵です。
「毎年楽しみなドリミネーション」(平和大通り)かたつむり さん
撮影者コメント
我が家の子どもたちは毎年ドリミネーションを楽しみにしていて、ドリミネーションが始まると広島の冬が始まったなと感じます。
審査員講評
光る気球に乗って「行ってきまーす!」子ども達のそんな声が聞こえてきそうです。広島の冬の風物詩ともいえるドリミネーションを楽しむ様子が伝わります。
「少女と観光船」(中島町 元安川)小野 保 さん
撮影者コメント
原爆ドームをスケッチしている人と元安川を行く観光船。平和を感じました。
審査員講評
橋・観光船・人がバランスよく収められています。モノクロ写真にすることで、懐かしさとお洒落さを併せ持った魅力的な作品に仕上がっています。
なかちゃん部門
なかちゃん賞(1点)
「なかちゃんパンいただきまーす!」(中区自宅)りとたろう さん
撮影者コメント
なかちゃんパンをつくりました。早く食べたいなー♩
審査員講評
なかちゃんパン、似てるけど惜しい!そんな声が聞こえてきそうですが、頑張って作ってくれた努力をたたえたいです。何より子どもの表情が可愛らしく、思わず笑顔になれる作品です。
入選(2点)
「なかちゃんと仲良し」(千田公園)なかちゃんとあそボーイ さん
撮影者コメント
なかちゃんと手をつないでみたら、なかちゃんの方が大きくなりました。
審査員講評
遠近法を使い、ローアングルで上手に撮影できています。発想がユニークで面白いです。
「ビルに囲まれた憩いの幟町公園」(幟町公園)みかん さん
撮影者コメント
市街地の中にあるビルに囲まれた幟町公園には平日の昼は社会人の人々、土日は子供たちがたくさん集まります。中区の人々にとって必要なこの場所がこれからも居心地の良い場所であってほしいと思います。
審査員講評
自作のお掃除なかちゃんがとても素敵です。「皆で中区を綺麗にしようや」となかちゃんが言ってくれているようです。
審査について
応募件数87点(まちなみ部門43点、ふれあい部門28点、なかちゃん部門16点)のうち、応募資格を満たした作品について、一次審査としてウェブによる投票を実施し、二次審査として中区長、中区コミュニティ交流協議会長、企画総務局広報課写真取材等専門員、市立大学芸術学部教員の4名の審査委員により、「中区の魅力を伝える作品であるか」「新たな魅力発見につながる作品であるか」といったテーマ性のほか、独創性、表現性の観点から審査を行いました。
審査員総評
中区の魅力ある風景や人々の写真を募集する「私の好きな中区」フォトコンテストは、今回で2回目の開催となりました。新たに、中区のまちづくりのマスコットキャラクター「なかちゃん」と写した写真を募集する「なかちゃん部門」を設けたほか、一般の皆さんからもWeb投票による一次審査に御参加いただきました。
「まちなみ部門」では、いままさに大きく変わりつつあるまちなかの様子を写したもののほか、広く知られた象徴的なスポットから、知る人ぞ知る自分だけのおすすめの場所を写したものなど、バラエティに富んだ作品が集まりました。
「ふれあい部門」では、長引くコロナ禍が明け、まちや人が再びにぎわいを取り戻していく様子を写した写真が多くみられました。
「なかちゃん」部門では、皆さんが思い思いに「なかちゃん」を活用し、楽しみながら撮影されている様子が伝わってきました。
入賞作品を見ると、普段見慣れた景色であっても、季節、天候、時間帯、撮影方法などによって、新しい表情を切り取ることができるのが写真の魅力だと改めて感じることができます。そして、写真を撮りたくなるような魅力的な被写体が、まだまだ中区にはたくさんあることにも気づかされました。
本コンテストを通じて、皆さんが中区をもっと好きになり、自ら自分たちのまちを住みやすく魅力的な地域にしていこうとする機運が高まるきっかけとなれば幸いです。
応募してくださった皆様、投票してくだった皆様、ありがとうございました。
表彰式について
最優秀賞、優秀賞及びなかちゃん賞に決定した受賞者の皆さんの表彰式を以下の日時で開催しました。
・日時 令和6年1月29日(月曜日) 15時00分~
・場所 紙屋町シャレオ西通り「紙屋町ベース」
展示について
中区内の以下の施設で入賞作品(計15作品)を展示します。
入賞者の皆さんの作品をぜひ会場でご覧ください。
・1月29日(月曜日)~2月4日(日曜日) 紙屋町シャレオ西通り「紙屋町ベース」
・2月5日(月曜日)~2月16日(金曜日) フジグラン広島2階 特設会場(ニトリデコホーム前)
・3月19日(火曜日)~4月22日(月曜日) 中区役所1階ロビー