口腔ケアでフレイル対策

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ページ番号1021986  更新日 2025年2月26日

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最近、「固いものが食べにくい」「お茶などでむせる」「口の渇きが気になる」といったことはありませんか。このように感じることがあれば、お口の働きが低下しているオーラルフレイルの可能性があります。

歯や口の状態の悪化は、「オーラルフレイル」といい、フレイル※の前段階にあります。
※フレイルとは、年齢とともに心身の機能(働き)が低下し、要介護状態に陥る危険性が高まっている状態のことです。

「お口の働き」が弱くなると

「噛むこと」を「餅つき」に例えると、上下の歯は「杵と臼」に当たります。杵と臼があっても、「餅をこねる人」がいなければ餅を作ることはできません。「餅をこねる人」に当たるのは、舌や頬、口の周りの筋肉です。年齢とともに足腰の筋肉の働きが低下するように、舌や口の周りの筋肉の働きも低下し、歯や入れ歯に問題がなくても、しっかり噛んだり飲み込んだりできなくなります。

イラスト:オーラルフレイルの説明

オーラルフレイルは、フレイルや要介護状態の入口です。噛んだり飲み込んだりする「お口の働き」が低下したままでは、「運動」や「栄養」の取り組みの効果が十分に発揮されません。

また、飲み込む機能の低下は、誤嚥により細菌が肺に入ることで「誤嚥性肺炎」を引き起こします。誤嚥性肺炎は、日本人の死因の第6位です(厚生労働省人口動態統計(令和5年))。

健口体操でお口の機能を高めましょう!

お口の体操の一例

お口の機能を高める体操の一例です。「かみかみ百歳体操」にも取り組みましょう。

顔面体操

イラスト:顔面体操

舌体操

イラスト:舌体操

歯周病等の予防も大切です!

歯周病で歯がぐらぐらしたり、むし歯で噛めなくなると、いくらお口の体操をしても噛めるようになりません。このため、お口の体操だけでなく、毎食後の正しい歯みがきや定期的な歯科健診が大切です。義歯(入れ歯)の人は定期的に調整してもらいましょう。

歯周病や義歯(入れ歯)の治療が必要なときは、歯科医院を受診してください。

短期集中通所口腔ケアサービスの紹介

歯科医院では、歯の治療に加え、口腔機能が低下した高齢者の方を対象※に、お口の機能を高める専門的な支援(短期集中通所口腔ケアサービス)を行っています。
※ 広島市在住の65歳以上の方で、事業対象者・要支援1・2の方

利用を希望される方は、お住まいの地区を担当する地域包括支援センターへご相談ください。

口腔ケアに関するリーフレットの紹介

はじめよう!口腔ケアで介護予防

内容については、以下のリンクのページをご覧ください。

【PDFファイル】(上記リンクと同じ内容です。)

健口体操・歯や入れ歯の清掃

【PDFファイル】

関連情報

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉局高齢福祉部 地域包括ケア推進課
〒730-8586 広島市中区国泰寺町一丁目6番34号
電話:082-504-2648(代表) ファクス:082-504-2136
[email protected]